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JAからのお知らせ

JAからのお知らせ

2017.08.04

組合長コラム・・・平成29年8月号 赤とんぼが群れなす御在所岳で

shibata_kumiaichou

代表理事組合長 柴田 文志

平成29年8月号 「赤とんぼが群れなす御在所岳で」

7月22日に、「赤とんぼ米友の会」と共に「赤とんぼ見つけ隊IN御在所」に参加してきました。

DSC_3249 赤とんぼとして知られる「アキアカネ」は、6月ごろに田んぼで羽化し、7月8月の約2ヶ月間を標高の高い涼しい場所で過ごします。そして秋になると麓に下り、田んぼなどの水辺に産卵し、卵のまま泥の中や土の中で春をむかえます。

赤とんぼの避暑地として知られる御在所岳では、アキアカネを捕らえて御在所のGのマークを付けて放すという「アカトンボふる里さがし大作戦」が行われています。毎年2万匹を超えるアキアカネにマーキングしていて、愛知県の渥美半島や知多半島から、遠くは福井県敦賀市の海岸で、Gマークのアキアカネが見つかっているそうです。

 この日は、「赤とんぼ米友の会」の皆さんと共に御在所岳に登り、この「アカトンボふる里さがし大作戦」に参加してアキアカネにマーキングをするのです。

DSC_3302_s豊田市は、朝起きた時から蝉の鳴き声がうるさいほどの真夏日でした。友の会のご家族の方々とJA本店からバスに揺られ、御在所ロープウェイ乗り場に降り立つと、そこは蝉の声など全く聞こえず、長袖で過ごせるほどの涼しさで、まさに避暑地です。山頂の気温は何と17℃の表示。見上げると真っ白な霧に覆われて、残念ながら山頂は全く見えません。

ロープウェイで登り着いた山頂も、やはり真っ白な霧に包まれて数メートル先も見えません。タモを手に赤とんぼを探しますが、なかなか見つかりません。

 すると、天候が変わり太陽が顔を出しました。とたんに、周りから何匹ものアキアカネが飛び出してきました。私たちの頭上や草の周りをアキアカネが舞い飛びます。子どもたちが歓声をあげながらアキアカネを追いかけます。私の見たかった光景がそこにありました。

DSC_3280_s私も、子どもたちと一緒に赤とんぼを追いかけ、捕まえたアキアカネにマーキングをし、空に放ちました。飛び去っていく、アキアカネの姿を見ながら、秋には豊田・みよしまで降りて行ってくれよと願いました。今回マーキングしたアキアカネは98匹。とても楽しいひと時でもありました。

 会員の皆さんには、実物のアキアカネが群れをなして飛び交う姿を見ていただき、その生態を体感したことで、私たちの「赤とんぼ米」への取組みをさらに理解していただけたと思います。

私どもJAは、管内地域に暮らす生産者の生活と、自動車産業を中心とした地域住民の生活を農畜産物を通して繋いでいくだけでなく、美しい山里の風景や田園風景を守ることでも繋いでいきたいと考えます。

平成29年7月号 「農業体験26会場 各地で始まる」

JAが農業体験のイベントに本格的に取り組み始めました。各営農センターや金融店舗の単位で、植付け・収穫・料理1055_1(食べる)まで一貫した体験ができるように、農家の皆さん、女性部、JA職員そしてふれあい委員会の皆さんなどたくさんの皆さんに力を借りながら消費者や小学校に声を掛け農業に触れてもらっています。中には25年も前から継続している体験もあれば、今年初めてスタートする会場もあります。その植付けまでの体験会場は実に26会場に上ります。

平成29年 植付けなどの農業体験をした一覧

No

日付

内  容

体験した団体・学校など

1

29.4.9

桃梨花見ウォーキング

トヨタ紡織猿投工場

2

29.4.23

田植え体験

トヨタ自動車下山工場

3

29.4.26

里芋の定植

童子山小学校

4

29.5.6

田植え体験

EM生活

5

29.5.10

田植え体験

美山小学校

6

29.5.11

田植え体験

竹村小学校

7

29.5.13

親子ふれあい農業体験

稲武地域

8

29.5.14

田植え体験

松平地域

9

29.5.14

親子田植え体験

チャグリン 前林町

10

29.5.15

サツマイモの定植

グリーンセンター朝日ヶ丘

11

29.5.16

田植え体験

若林西小学校

12

29.5.17

ビオトープ籾まき

寿恵野小学校

13

29.5.18

プランターで野菜作り

女性大学

14

29.5.20

サツマイモの定植

稲武地域

15

29.5.21

田植え体験

コープあいち

16

29.5.26

プランターで野菜作り

グリーンセンター高岡

17

29.5.27

田植え体験

赤とんぼ友の会

18

29.5.31

田植え体験

寺部小学校

19

29.5.31

三好アグリスクール

 

20

29.6.1

田植え体験

若林西小学校

21

296.3

田植え体験

お米実らせ隊

22

29.6.5

田植え体験

堤小学校

23

29.6.8

ビオトープ田植え体験

寿恵野小学校

24

29.6.9

田植え体験

寿恵野小学校

25

29.6.9

大豆作り

畝部小学校

26

29.6.9

田植え体験

黒笹小学校

1055_3 植付けが終わりこれからは、生き物観察・収穫・料理と季節が進むにつれて体験も楽しく、おいしく内容を変えていきます。これからも折に触れ、この様子もお知らせします。
これからが楽しみですね。

平成29年6月号 「「トヨタの森」で思うこと」

トヨタ自動車の本社ビルから南東へ2キロほどの山あいにあるフォレスタヒルズの中に「トヨタの森」があります。トヨタが運営する里山での自然体験活動の出来る施設で、20年ほど前から一般公開していてインタープリター(自然と人の「仲介」をして自然解説を行う人)が常駐しています。世界のモーターカンパニーのおひざ元にこのような施設があることに驚かされます。

20170606_sこの「トヨタの森」で6月2日から2日間、「トンボから伝えよう!人と自然共生の未来」と題し、「全日本トンボ王国プロジェクト」が開催されました。全国からトンボの愛好家や専門家、企業や行政の環境分野に携わる人たちなど約60人が集まりました。イベントでは国内最小種として知られるハッチョウトンボの寝姿観察会などのユニークなプログラムを始め最新のトンボ事情や豊田市のトンボに関する研究発表などが紹介されました。

このトンボイベントに生物学的な見地の持ち合わせの無い私が招待されました。「赤とんぼ米」の取組みを事例発表せよということです。この十数年で国内の赤とんぼの数が激減し、その原因が農薬にあるという疑いがもたれていることは参加者の多くの共通の認識です。豊かな自然と共にくらす私たち農家、生産者にとってかつての赤とんぼの舞う風景を米づくりを通して復活させたい思いをお話ししました。環境に配慮した米づくりを3年前から試験栽培し、翌年には環境保全米として販売、昨年は特別栽培米に進化した「赤とんぼ米」を売り出して地域消費者から多くの反響がありました。赤とんぼ米を栽培グループが作り、認証委員会がチェックし、賛同する消費者友の会が買い支える。この仕組みが出来上がり、今年度は生産者が増えたことで小規模ながら取扱量が倍増する見通しです。参加者からは「がんばれ、がんばれ」の声があり、とても心強く感じました。

トンボ専門の会議に出席し、さまざまな人の話を聞いて思うことは生き物を通して自然環境を見つめるとき、良くも悪くもそこには人間が介在し大きな影響を及ぼしているということです。ことに農業はその面積の大きさや水利用の観点からしてもその影響は多大です。人の生命のいしずえとなる食物を生産しながら多様な生物が棲み続けられる環境を作るという大きな責任を受け止めつつ、大いなる志を持って地域農業を支えていきます。

平成29年5月号 「私たちの期待、JAあいち豊田青年部「次代の会」」

4月27日、50歳未満の若い農業者の組織JAあいち豊田青年部「次代の会」の総会がありました。春作業の忙しさで出席者こそ多くはなかったものの、活気ある会場の雰囲気は、とても新鮮に感じました。

0501s今、青年部の会員は99人。その彼らの作っている作物は、田んぼ中心の作物では米、麦、大豆。果樹はモモ、ナシ、カキ、イチジク、ブルーベリー。果菜類ではイチゴ、スイカ、メロン、トマト、スイートコーン。野菜全般だとハクサイ、キャベツ、ナス、ネギ、七草、自然薯、シイタケ、野菜苗、花の苗、パンジー。施設の花ではシクラメン、洋ラン、小菊、鉢花、畜産でも酪農、肥育牛、養豚、お茶もあります。

その地域も、中山間の山奥から市街地、平たん地まで、豊田・みよしの全域で生産、出荷をしています。すごいですよね。

みんな専業農家です。頼もしいばかりです。

このメンバーの今抱えている課題、思い、期待は、そのままこの地域農業の課題、思い、期待でもあります。29年度からは青年部の代表が、農協の理事さんとして農協の経営に加わります。たくさん話し合いながら、一緒になって地域農業や暮らしを支え、作り上げていきます。

DSC_4676_s実は、まだ加入していない若者が50人はいます。みんなが加入したくなるような青年部活動を期待しています。

この総会で嬉しいことがありました。新しく選任された、下山地域の浅井会長に「よくぞこの青年部を作ってくれました」とお礼を言われたのです。「ビックリ・ウルッ」ときて、嬉しさがこみ上げました。新しいリーダーにも大いに期待をしています。

総会の後は、全員での懇親会だそうです。豊田、みよしの農業ここにあり。わが腕にあり。さぞかしにぎやかな、勢いのある宴会となるに違いありません。

写真=前会長の手嶋さん(上)、新会長の浅井さん(下)

 

平成29年4月号 「「田園回帰」に農の魅力を思う」

総務省の「田園回帰」の調査にびっくり。都会の人の3割が「移住・田園回帰」を望んでいると発表がありました。東京の「ふるさと回帰支援センター」への移住相談が2万6000件と過去最高を記録したそうです。5年前に比べると4倍近いらしい。

0415_001_sもう少し詳しく調査すると、条件の悪い村では、相変わらず合計人口が減り続けているそうです。しかし、そんな村でも、ここ5年間に8割の村に移住、転入者があったといいます。高齢化の村なのでマイナスが多いものの、プラスもあるという実態がわかりました。

この地元豊田でも、足助地区の村では移住者が増えて、実際に人口が増加したという村も現れました。豊田市の「空き家情報バンク」には、今200件以上の空き家待ち登録があるそうです。

さらに、豊田市のような移住希望を取りまとめている全国の市町村(130)担当者にきくと、「農業を主体」という人から「農業を兼業で」「家庭菜園程度」という人も含め、農業に何らかの関心を持っている移住希望者が多いと答えた市町村が9割に達したといいます。

 

DSC_1267_s田園回帰・・・田舎にある魅力、農業の魅力、地元に住んでいると気づかない魅力を都市の人たちが発見し、あこがれ、そこに住んでみたいと思うようになる。私たちも、そんな魅力を再発見しようではありませんか。それには、農業というものを産業面だけでみるのではなく「農ライフ」としてみることが大切ですね。

 

ちなみに、豊田市農ライフ創生センター(農業の研修施設)の卒業生は10年で約500人、そのうち8割が就農しています。さらに、農地を借りて新規就農した人が270人。

田園回帰はここ豊田でもどんどん進んでいます。

平成29年3月号 「コエンザイムQ10たっぷり・・イノシシをいただきました」

ino_subuta_ss名鉄トヨタホテルでジビエ試食会がありました。和・洋・中のすべての料理にイノシシの肉を使ったメニューが次から次へと(9品目)テーブルに並べられ、大変おいしく、満足な、満腹感のあるひと時となりました。

 イノシシの肉がみごとに変身して、どれも、おいしくいただけたのにはびっくりしました。ちなみに、私のお気に入りは和食では「イノシシの角煮(バラ)」、洋食では「イノシシヒレ肉の塩ガマロースト」、中華では「イノシシの黒酢酢豚(ヒレ)」でした。最後のシシフランクフルトも食べごたえがありました。

注目したのは味だけではなく、シシ肉の栄養価と機能性です。

①牛肉や豚肉に比べて高タンパク、低カロリー(ヘルシーなのです)
 ②赤身には「コエンザイムQ10(還元型)」が牛肉、豚肉のなんと2倍以上

このデータは、足助病院の早川院長さんが、病院の広報誌「あすけあいVOL98 2016年4-6月号」で発表されています。
    足助病院のHPにてご覧いただけます。
    http://www.jaaikosei.or.jp/asuke/asukeai/asukeai98p6.pdf
 ③他にも、良質なタンパク質、ビタミンB群、コラーゲンが豊富です。

Ino_ri-suto_ssこのイノシシの肉は、足助にある「山恵」さんから提供されたものです。山恵さんは市内で捕獲したイノシシ・シカの食肉加工をする「猪鹿工房」です。

今、豊田市内の中山間を中心に、鳥獣の被害が深刻です。平成27年の被害額は1億円を超えています。このうちイノシシの被害が半分近いのです。年間の捕獲量は何と3000頭を超えているのです。

山恵さんはこのイノシシ・シカの肉を「山の恵」として、大切な命を無駄なく利用し、中山間地を元気にしたいと、一年前に会社を設立しました。私たち農家にとっても、このシシ肉を多くの皆さんが食べるようになれば、捕獲数も増えるし、農作物の被害が減少する。耕作放棄の農地も減る。豊かな自然のある村への若い移住世帯が増える。三河の山里が元気になる。

まさに山恵さんの思いに同感するとともに、「シシ肉を食べて応援する」ことが中山間地の農業を応援することにもなると、改めて意を強く持ちました。皆さん、中山間地の応援三点セットは猪・鹿・蝶ならぬ「猪・鹿・赤とんぼ米」でおねがいします。

※「(株)山恵」のHPとFACEBOOKはコチラ
http://inosisi-yamakei.com/
https://ja-jp.facebook.com/inosisi.yamakei/

平成29年2月号 「豆づくり、土づくり」

立春を迎え、「節分の豆まき」をした家庭も多い事でしょう。「鬼は外、福は内」と掛け声をかけながら、家内安全と家族の健康を願い豆をまく、大切な伝統文化の一つですね。

0125この地域では大豆栽培が盛んです。管内は農業法人が中心となって麦の作付後に二毛作の大豆を積極的に作付しています。水田フル活用をすすめているのです。JA管内の作付面積は331㌶(平成18年)から445㌶(平成27年)と増加しています。管内では、主に豆腐に加工される品種「フクユタカ」を中心に作付けしています。実は、ここ豊田も安城・西尾を含めた西三河の大豆産地の一翼を担っています。昔から、各農家では自家製の味噌作りや豆腐作りが盛んに行われていました。最近ではずいぶん少なってきましたが、それでもJA女性部の人たちが味噌作り教室や豆腐作り教室を通じて、地域住人や子どもたち、小学校などへ地元農産物の文化や魅力を伝えてもらっています。

さて、農閑期と呼ばれるこの時期ではありますが農家は本格的に農作業を始める4月に向けて準備を始めています。まだまだ寒い早朝から、田や畑でトラクターに乗る農家を見かけます。今は大地に養分をたっぷりとやる、土づくりの季節です。土づくりは基礎作り。肥料や有機物・土壌改良剤を土に混ぜ込みながら耕し、これからまく種や苗が育ちやすい環境を整えます。この季節の農家のひと苦労が後の生育を左右する大切な作業です。

昨年策定したJAあいち豊田の地域農業振興の取組みも、しっかりと土づくりから始めたいところ。それでも、期限付きであるためゆっくりはしていられません。歩みは緩めず、それでもしっかりと目標に向かっていきます。

皆さん、今年はJAあいち豊田合併15周年という節目の年を迎えます。地域に根ざしたJAとして、地域になくてはならないJAだという評価を頂き、地域の農業振興はもちろんの事、組合員皆様の営農とくらしを総合的にバックアップする「総合農協であるべきだ!」という評価をしていただけるような合併15周年の年にしたいと考えています。多くの皆さんの参加をお待ちしています。

平成29年1月号 「助け合い」次の世代に

新年あけましておめでとうございます。平成29年が皆さまに穏やかな年でありますようお祈り申し上げます。

「協同組合」がユネスコ無形文化遺産に登録されました。昨年末に飛び込んできた、うれしい知らせです。先月のコラムでわたしが次のようにつぶやきました。

 農業協同組合は、弱い、小さいものが集まって強くなる「協同組合」です。共存共栄、相互扶助、助け合いの組織でもあります。株主利益を追求する株式会社と違います。株式会社が最も優れた組織ではないとも思っています。競争ではなく共存。成長ではなく成熟。・・・です。

 まるで、この思いが通じたかのような知らせです。日本では協同組合の役割に否定的な声が強まっていますが、世界的には高い評価が認定されたことになります。むしろ「日本の農協がんばれ」と世界の協同組合からエールを送ってもらったと感じています。

 このユネスコ遺産登録にあたって、無形文化遺産の登録委員会は、「雇用創出や高齢者支援などの今日的な課題に、協同組合が創意工夫あふれる解決策を生み出している」と評価しています。グローバル化が進んでいますが、地域に根ざした協同組合の価値を改めて確認し、地域、全国、世界の仲間と連携を強めて「助け合い」の精神を地球規模で次の世代に引き継ぐべきだと、改めて心に強く思っています。

新年はJAあいち豊田の合併15周年の記念の年になります。世界、全国の仲間と連携をし、そしてこの地域の仲間、トヨタ生協、豊田森林組合、矢作川漁協、労働組合の方たちとも、これを機会に連携ができればいいなと、思いを膨らませています。。

平成28年12月号 「競争でなく共存、成長でなく成熟」

1205_s2今年も残すところあと1ヶ月となりました。この一年の豊田・みよしの農作物の出来は、おおむね順調に推移しました。お米の作柄は「やや良」。桃の販売は過去最高となりました。梨の販売も伸び、みよしの柿は香港で試験販売をしました。来年もより着実な農業振興をJAとして図っていきます。

農政面では、今年の4月に農協(改革)法が施行されました。国は「農業者の所得向上」をJAの役割の至上命題であると法制化し、私たちもむしろ当たり前の課題であると真剣に取り組んでいます。

しかし、その矢先に政府の諮問機関「規制改革推進会議」がとんでもない意見を表明しました。「全農の委託販売を廃止せよ」、言うことを聞かなければ「第二全農」を作るぞと脅すなど、事実上の全農解体論や「信用事業を営む地域農協を3年後をめどに半減させる」など、唐突な提言内容でした。

これでは「農業者の所得向上」と言っていることと、規制改革推進会議がやろうとしていることが全く逆です。提言は、農業振興の中心的事業体の全農を解体したり、地域農協の力を弱める、もしくは解体しようとするもので、所得向上・農業振興にはつながらず全く逆行するものです。

 DSC_6765農協の収益の柱は金融・共済です。この事業利益を営農事業などに回して農業振興が図られています。この仕組みなくして農協の経営は成り立ちません。今回のような動きは何としても押し戻さなくてはいけません。容認できるものではありません。

 今回は、JAグループが団結し、地元の八木先生をはじめ、国会議員の先生がたの力もお借りして何とか押し返しました。しかし、この火種はまだくすぶっています。組合員の皆さん、そして地域の皆さん、JAは地域農業の振興を通して、農家のみなさんを結びつけるパイプ役としてこれからもまい進していきます。どうぞエールを送ってください。

私のつぶやき・・・・
農業協同組合は、弱い、小さいものが集まって強くなる「協同組合」です。共存共栄、相互扶助、助け合いの組織でもあります。株主利益を追求する株式会社と違います。株式会社が最も優れた組織ではないとも思っています。競争ではなく共存。成長ではなく成熟。・・・です。。

平成28年11月号 「できました!赤とんぼ米」

みなさんはこの秋、どれくらい赤とんぼを見かけましたか。11月3日、JAでは待望の「赤とんぼ米」を販売します。ここのところ見かけなくなった赤とんぼの舞う風景を、もう一度取り戻そうとJA、農家、行政が協力して3年前から調査、研究、試験栽培を続けてきてようやく販売にこぎつけました。10月30日(日)の新聞折り込み「エンジョイ」でもすでに紹介しています。

ikimonokansatuある調査によると赤とんぼの減った原因は農薬が疑わしいといわれています。私たち農業者にとって農作業に使う農薬が生物に悪影響を及ぼしているということは大きな衝撃です。しかも田園風景に見慣れた赤とんぼであればなおさら。そこでJAでは環境にやさしい農業を通して赤とんぼを増やそうと取り組みを始めました。疑わしい農薬成分を使わずに栽培をし、水田に生息する生きものを専門家を交えて観察しました。今年の7月にはこの活動に共感した消費者の「赤とんぼの会」の方たちも参加して生き物観察会も開きました。その時、この田んぼから羽化したての赤とんぼを発見し、みんな大喜びでした。着実に赤とんぼが増えている姿をみんなで確認でき、「うん、うん」と心静かに感激を味わいました。

中山間地の農家に声をかけ「赤とんぼ米」栽培の趣旨に賛同してくれる12戸の栽培グループには、「やご」の羽化を助長させるための水管理や刈取り後には産卵できる水たまりを確保するなどの手間をお願いしました。さらに、農薬と化学肥料を減らした、特別栽培米としました。田んぼの周りに生きる生きものにも、人にも安全で安心なお米としたのです。 そういえば、今年の初秋に市内の田んぼのあちこちでこの赤とんぼ「アキアカネ」が乱舞しているところを何度も見ました。私の田んぼの上でも舞っていました。多くの農家の方が「赤とんぼ増えたねぇ」と私に話しかけてくれました。この赤とんぼは「豊田で生まれたんだ!」と勝手に決めています。

初年度は3.6㌶わずか15㌧の収量ですが、この小さな一歩が私たちの美しいふるさとを未来につなげる大きな一歩の始まりであると考えています。

AKATONBOMAI

平成28年10月号 「風景は百姓仕事が作る」

IMG_8977_s初夏から10月にかけて、豊田の山村へ出かけると棚田のような段々田んぼの「アゼ」がきれいに草刈りされています。その田んぼでは青々とした稲がすくすく育つ姿がそこにあり、今では黄金色に染まっていく山里の田園風景が続いています。稲刈りの終わった田んぼのアゼには彼岸花が咲いて、いっそう山村の景色が印象深くわれわれの目に飛び込んできます。

豊田市の中山間地では「ミネアサヒ」の刈取りが忙しくなる時期ですが、そのふるさとの風景を作っている山村の米づくりが今年苦労を強いられています。雨が作業を邪魔しているのです。もともと「ミネアサヒ」は中山間地域向けに開発された米で、同市では足助、旭、稲武、下山など昼夜の温度差の大きい地域で栽培しています。山の冷たい清水で栽培されるこの品種は三河地域以外ではほとんど流通しないため「幻の米」とも称されます。

DSC_5539_s広大なほ場で大型機械を駆使して栽培する現代農業に対峙し、小規模でもその地域性を武器にして農家がていねいに作るお米です。その「ミネアサヒ」の収穫が雨のために思うように進んでいません。山間で作られるため日照時間が限られることもあって、品質への影響を心配しています。農家は数少ない刈り取りのタイミングを見はからい、懸命に稲刈りをすすめています。JAでも持ち込まれた米の選別を徹底管理し乾燥調製に神経をとがらせます。農家とJAで天候不順による影響を最大限に小さくする努力を続けています。今後の天候の回復を祈る思いです。
 
我々が山村で当たり前のように目にする景色や風景はすべて農家の人たちが「農作業」で作ったものです。消費者の皆さんも、グリーンセンターやスーパーで地元産米を見かけたとき、その米が出来上がるまでの幾重もの苦労がそこに注ぎ込まれていて、地域の田園風景が保たれていることをどうか思い出していただきたい。農家とともに地産地消の取組みを育んでいきましょう。

平成28年9月号 「夏の終わりに米価を思う」

DSC_0450夏が終わりいよいよ実りの秋が始まりました。すでに終盤を迎えつつある管内の桃の生産は昨年のような長雨被害も無く、各品種とも立派な出来上がりとなりました。農家にとっては単価・売上ともに好調でいずれも昨年を上回りそうです。梨も大きな減収はないものの単価は昨年を若干下回りましたが、まずまずの売り上げとなっており残暑によるさらなる需要の高まりを期待しています。

DSC_0320一方、米は連日の高温で米の一部が白くなるなどの品質への影響を心配しています。それでも価格は上昇傾向となっています。これは昨年の生産調整により需給改善が進んだことが要因です。具体的には国内在庫量が平成28年6月末に205万㌧だったのに対し、来年同期には200万㌧を割込む見通しとなりました。われわれJAの大きな役割として、行政と調整を取りながら、米の価格を安定させるため米農家に呼びかけながら生産調整を維持し、持続可能な地域農業を実現し安定した農家所得の実現を図ることがあります。昨年は組合員農家の協力により豊田市・みよし市共に生産調整目標を達成しました。全国でも目標達成された結果が価格の上昇につながったのです。しかしながら上昇幅は限定的で、過去からの経緯を大きな流れでとらえればやはり米価は下落傾向にあります。

第2次安倍内閣では2018年で減反政策は終了すると発表されました。これが実現すれば米農家は壊滅的な打撃を受けることになるでしょう。われわれJAとしては独自の生産調整を呼びかけるなどして何としても我が国の原風景である稲作農業を守っていかなければいけないと考えています。それを実現するには米生産農家の協力と、消費者の皆さんの米のさらなる消費、それに国内農業を守るという世論の後押しが必要です。さらにJAには何ができるか、我々は常に熟慮し行動し続けます。

平成28年8月号 「アスパラガスでこの夏も元気」

 DSC_3990_sGAZO_2私が栽培している自慢の農産物の一つにアスパラガスがあります。たった30㎡という小面積の雨除け栽培だということはご承知おきください。

何が自慢かというと、まずは栽培を始めてもう10年、いまだに同じ株でたくさんのアスパラガスがとれます。それも、収穫期間は3月下旬から始まって、その年の10月初めまでの半年以上の長期どりです。

もう一つの自慢は「ほぼ無農薬栽培」です。冬場に土壌消毒をやることと、6月頃にボルドー液(銅材)を散布する。ただ、このボルドー液は有機栽培でも使用が認められている安全な農薬です。それ以外は「魔法の資材」を散布しています。

ではこの「魔法の資材」とは何か?

それはJAのグリーンセンターで売っている「菜園ニーム」です。4年前に、グリーンセンターの担当者に「だまされたと思って使ってごらん」とすすめられて、いまだにだまされ続け(笑)、今年で4年目「菜園ニーム」のお世話になっています。

DSC_4018_s だまされ方は、こうです。菜園ニームを1000倍に薄めて、電動の噴霧器でたっぷり散布するだけ。これをほぼ毎週1回散布する。これだけでほぼ無農薬の家庭菜園が実現しているのです。実は「ニーム」とは、主にインド・東南アジアで栽培されている薬木(インドセンダン)の名称で木が持つ「虫を寄せ付けない忌避効果」を利用するのです。

 我が家の屋敷畑には、このアスパラガスのほかに、梅、柿、ブルーベリー、定番のトマトやナスなどいろいろありますが、全部この菜園ニームをアスパラガスと同時に散布します。だから我が家の家庭菜園は、すべてが「ほぼ無農薬」なのです。小さな面積なので20-30リットルの希釈液で十分なのです。

皆さんもぜひ「だまされてください」。特に、小さな面積の方にお勧めです。

ちなみに、疲労回復に効果のある「アスパラギンサン」を多く含むアスパラガスは、我が家の食卓に毎日登場するのはもちろんですが、とても食べきれませんので、近くの方に買ってもらっています。好評のようです。

平成28年7月号 「豊田・三好はフルーツ王国」

IMG_0004_s7月になると豊田市、みよし市には様々な農産物が出回ります。5月から収穫の始まっているスイカは天候が順調に推移したこともあり今年は農家にとって市場でもまずまずの単価となりました。JAあいち豊田のスイカとして共同出荷されるものは、形や大きさなど厳しい基準を設けて厳選され「さなげのスイカ」としてAコープをはじめとするスーパーなどで販売されます。一方、グリーンセンターなどの産直売場の平台に並ぶスイカには生産者の名前の書かれたシールが張られ、電話番号を表記したものもあります。消費者に対し、スイカの品質や安全性を農家自身の名前を表することで安心して買ってもらうためです。緑の大玉を眺めているとシールの種類だけスイカ農家がいて、豊田・みよしに広がるスイカ畑が目に浮かんできます。市場を通り小売店で販売されるもの、産直に持ち込まれるもの、いずれも地元農家が丹精込めて作った自信作です。特に地元の皆さんに食べてもらいたい。

香りでも楽しめるのは桃です。売場に入ると、やさしい甘い香りが店に広がっています。早生で主力の「日川白鳳」が終わるといよいよ「白鳳」が始まり、品種を変えながら豊田の桃は9月まで楽しめます。皆さん、豊田の桃は、なぜこんなに長い期間をかけて出荷できるのでしょうか。ご存じのとおり桃の旬(食べごろ)は、せいぜい7~10日間ととても短いのです。でも、早い品種から遅い品種をなんと9~10種類組み合わせて長期出荷を実現しているのが豊田の果樹農家の特長なのです。さらには桃だけでなく、これに梨・桃を組み入れることで、なんと6月から11月までの長期出荷が実現しています。半年以上にわたり豊田・みよしの果物が楽しめるのは、こんな農家の知恵と努力があるからなのです。今月はさらにナシ、ブドウが続きます。夏は「フルーツ王国」豊田・みよしが最もおいしい季節。グリーセンターやAコープ、スーパーに足を運んで旬の果物を味わってください。

平成28年6月号 「麦の価格と農家の声」

JA管内(豊田市・みよし市)では麦刈りが5月の下旬から始まり6月上旬まで続けられています。今年は平年より10日から14日麦の生育が進み、一部田植え前から麦刈りをする作業スケジュールとなった農家・法人もあり、極めて忙しい農作業の時期となりしました。

0523mugikari農家にとって重要なのは農産物の価格です。先日、国産小麦(きぬあかり)の仮渡金が決まりました。1俵(60㌔)720円。昨年は1320円、一昨年は1500円と3年連続の値下がりです。この下落率は他の産業では考えられないものでしょう。これはアメリカ・カナダなど輸出国での小麦在庫が膨らみ国際相場が下落した上に、為替の円高傾向が出てきたことが原因です。10アールあたりの収入は8~9俵の収穫とすれば6000円前後です。この生産原価に対する価格差は国の「経営所得安定対策(ナラシ)」として、その一部が担い手農家に補てんされる仕組みになっています。この点だけをみても、農業は政治によって決まる政策によって大きくその方向性が左右されるものであり、技術の進歩や農家の努力だけでは到底補いきれないものであることがよく分かります。JAは農家の声をまとめ、政策に反映させる組織でもありますが、その力が大きいことから、いわれなき「JAバッシング」を受けることにもなっています。しかしながらわれわれJAは農業者の代弁者として大切な役割を変わらずに担ってきます。来月の参議院選挙においてもJAグループ代表の候補者を推薦し、山積する諸課題に皆さんの思いをつなげていく努力をしていきます。どうか読者のみなさんも投票に出かけていただきますようお願いいたします。

0528suikaさて、JA管内では5月26日からスイカの出荷がはじまり、名古屋栄のカットフルーツの並ぶビストロでは猿投のスイカを目当てに開店前からOLたちが列を作っています。今月20日には桃の早生品種の出荷が始まります。そして、ブドウ、ナシと続き本格的な果物の季節がやってきます。この地域が最も輝く季節が始まります。

 

平成28年5月号 「JAが熊本地震にできること」

先月の小欄でJAいわて花巻へ東日本大震災の当時の災害支援について現地を訪れた報告をしてから1か月も経たない4月14日、熊本地震が起こりました。このたびの地震で被災された多くの皆様に心からお見舞い申し上げます。このような非常時に私たちJAとして何が出来るのか、真摯に考え行動していかなければいけないと思っています。

JAグループ愛知では希望する職員を募って5月9日、12日、18日に3泊4日で各20名程度を現地に派遣するべく準備を進めています。被災地では農繁期を目前に控え、損壊した選果場での選果作業の人手不足が喫緊の課題となっており、人的支援の要望がJAに寄せられていることにまずは協力していきます。医療チームはすでに現地入りしています。国の要請に基づき、JA愛知厚生連の豊田厚生病院を含めた3病院からそれぞれ医師を含めた4-5人を1チームとした災害時派遣医療チーム(DMAT)を組織し、現地において医療活動を展開しています。JA共済も動き始めています。JA共済連から損害査定員を派遣し早期の共済金の支払いに向け、迅速な損害調査に取り組んでいます。現在、震度の最も大きかった益城町、熊本市などに44名が現地入りしており、愛知から出向いている査定員からの報告によれば「ほとんどが全損害であり、余震でさらに壊れていっている」状況です。損害は阪神・淡路大震災時の1188億円を超えるだろうと見込まれています。現地入りを待つ全国のJA査定員は1000人エントリーしていて、受け入れ態勢が出来しだい随時現地に向かいます。

0422tasukeaiJAあいち豊田では豊田市からの要請を受け、助け合いの会「ふれあいの輪」が4月22日、23日両日に同市長興寺の豊田市消防本部で被災地へ送る支援物資収集作業ボランティアとして、市民らが次々と持ち込まれる支援物資を種類やサイズごとに仕分けて段ボールに詰め込み被災地へ送りました。また、有志職員が上記助け合いの会に募金を募り各職員にも「水」と「米」の寄付を呼びかけて、地震発生の5日後にはトラックを仕立てて2人の職員自ら熊本県阿蘇郡南阿蘇村下野地区の避難所へ物資を届けました。

南阿蘇村には「周防猿回しの会 阿蘇猿まわし劇場」があり当JAでは旅行事業を通して交流があることから、グリーンセンターやAコープなどでチャリティー公演を開催する会場を提供します。現在劇場は建物などに被害が出ており活動ができない状態で、講演で集まった義援金は劇場の復興や南阿蘇村の支援にあてられます。

もちろんJAあいち豊田全役職員を含めた募金活動を今後積極的に取り組んでいくことは言うまでもありません。

最後に熊本県のJAかみましき組合長「藤木しんや」さんの話です。藤木さんは全国のJA代表候補者として当JAからも推薦している千頭の肉牛を肥育する農家です。先日も当JAを訪れ意見交換をした同志でもあります。藤木さんの自宅もほとんどが倒壊し、中に入れない状態で、一部の牛舎も倒壊しその影響で数頭の牛が死亡しています。そんな中、藤木さんは災害対策本部長として地元JAの陣頭指揮を執っています。さらに被災したJA職員が復旧支援に当たっているなど職員の心労も相当な状況にあり、JAで炊き出しを行うにも人手不足であるとの窮状を訴え、JAグループに対し人員派遣を強く求められているところです。この現状において、農業者・JAの代弁者として果たして藤木さんは変わらぬ強い意志雄持ち続けてくれているか、私はとても心配でした。4月22日、藤木さんから決意表明が届きました。①震災があろうともJA農業を取り巻く逆風の環境は変わらない。②緊急時にJA組合長として現場対応にあたった経験をしっかり政治の場で主張していきたい、との力強い言葉でした。

そして、今、JAいわて花巻の高橋組合長と藤木組合長の顔が頭に重なって見えます。

 災害時こそ人と人との助け合いが求められます。農協運動も助け合いの精神から生まれています。この非常時に何が出来るか、何をすべきか。今こそ協同の力が試される時だと思っています。

平成28年4月号 「被災地支えた『米一升運動』 ~いわて花巻を訪れて」

HISAITI_1東日本大震災から5年が経過しました。この3月21日から3日間、JAいわて花巻管内を視察しました。大津波直後のJAとしての対応、そして農協共済の役割を再認識するためです。

JAいわて花巻といえば、震災直後からJAの各組織が一丸となって被災地支援にあたってきた有名なJAです。

JAいわて花巻は大津波の被害に遭った海岸地区に対して「米一升運動」を組合員農家に呼びかけました。そしていち早く被災地に米を届け、女性部が炊き出しをしたのです。

 HISAITI_2コメを一升ずつ集めて回ったのは、農家組合(愛知県でいえば農事組合、生産組合のこと)でした。一升のコメが班単位に集まり、支店単位に集まり、5日間で33㌧最終46㌧集まりました。女性部の炊き出しが連日続いたのは言うまでもありません。

 なぜ一軒ずつ回り、集めたのか・・・。それは「みんなの思いも一緒に届けたかったからだ」とJAいわて花巻の高橋組合長が話された記事を読みました。私は、こういう農協にしたい、こういう組合長になりたいと何度も職員や組合員にも話しました。今でもそう思っています。

 SISATUその高橋組合長と短い時間でしたが話が出来ました。思っていた通りの組合長でした。「大震災の時は、本当に大変だったよ、組合長!」と私の目をにらむように語りました。その言葉の中に「責任の重さ」を受けとめました。そして、このJAは多くの事業が「農協運動」という流れの中に組み立てられていることを体感し、大いに学ぶところありと再認識しました。

 「米一升運動」だけでなく、JA共済の被害確認にはいち早く動き、とにかく足で歩いて一軒ずつ回りました。貯金の払い出しも、本人確認だけで一人10万円を限度に簡易払い戻しもしました。JA職員の顔を見るだけでも喜んでくれたと言います。

今回の視察研修は、共済事業を担当する職員のうちLA(ライフアドバイザー)を含む、総勢72人が2班に分かれて被災地の復興状況も勉強するために出かけました。JAいわて花巻には大変なご迷惑をおかけしましたが、同行したLAをはじめとした役職員にとっては、大変モチベーションの高まった視察でした。

平成28年2月号 「赤とんぼの仲間が集まった!」

収穫赤とんぼの仲間がたくさん集まりました。今年から赤とんぼ米を栽培する13の個人農家と組織が「赤とんぼの思い」に賛同して、3月2日に「豊田・みよし赤とんぼ米栽培グループ」設立総会を開きました。賛同してくれた皆さんは、藤岡、小原、足助、旭、稲武、下山、松平と中山間地の各地で面積を拡大します。過去2年の取り組みで、赤とんぼは確実にその田んぼから育っています。今年はその面積が3倍になります。

日本の赤とんぼ(アキアカネ)は、およそ220億匹発生します。そのうち、99%が田んぼから生まれます。しかし、2000年ころから急激にいなくなりました。およそ10年で1/1000に激減したのです。
 その原因はまだ確定していないものの、水田での農薬散布が疑われています。その農薬もかなり絞り込みがされてきて、田植え機用の苗に散布される一部農薬ではないかといわれている。しかし、コメづくりにとって、害虫防除には大変効果的であり、手間が省けてとても役に立つ農薬であることも事実です。

 この疑わしき農薬はやめて、まずは赤とんぼが復活できるか、そして、やめる代わりに農家は何をすればいいのか、収量や品質を落とさずにできるか。

生き物観察この取り組みを、多くの市民にPRし、今回集まってもらった農家さんの皆さんの一生懸命に取り組む姿をみてもらいながら、赤とんぼを育てるコメづくりを応援してもらい、支えてもらいたいと思っています。そこで、この応援してくださる消費者の皆さんで「赤とんぼ友の会」という会を作って、理解促進を合わせてしっかり進めていく予定です。
 今主流の「農産物の安さ」だけでなく、「環境や生き物にやさしい農業」・「環境保全型農業」を目指すために、そんなコメづくりを「多くの皆さんに、わかりやすく」伝えるために『赤とんぼ』に登場してもらいました。毎年、毎年、どんどん赤とんぼが増えていきます。

赤とんぼの『赤』が、田んぼから生まれて、山に登って、足助・旭・稲武の紅葉の赤に変わるのです。そう、豊田の紅葉の『赤』は田んぼから生まれているのです。
~よみがえれ赤とんぼ~これが私の夢です。

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平成28年1月号 「ヨーロッパ」と「赤とんぼ」

皆さんはヨーロッパを思い描くとき、どのような風景が目に浮かびますか。歴史ある建造物や石畳はもちろんのこと、森林や田園、山々に囲まれた草原で牛が草を食む牧歌的な景色などを想像する人も少なくないでしょう。

eikoku001このように美しい自然を維持することに対しヨーロッパでは国民・消費者が相応の負担をしていることをご存知でしょうか。自然と共に人が生き、多様な生物環境を将来にわたって維持し続けていくには、その地域に順応した農の営みは欠かせません。小国ひしめくヨーロッパは面積が限られます。農耕不利地はそれなりのコストがかかりますが、バターやチーズが高くなっても、「良い風景を守るためには当然」と消費者が買ってくれます。学校で教育されているのです。狭い国土で国全体でコンセンサスを得ながら農業と田園風景を守り続けてます。一方、日本ではどうでしょう。コストの話しばかりです。農業さえもアメリカに歩調を合わせます。

管内全域で赤とんぼが舞う田園風景の復活を目指す私たちの赤とんぼ米づくりの取組みも3年目に入ります。今年は農薬も化学肥料も栽培基準の5割以下に減らしていきます。「赤とんぼ栽培グループ」を立ち上げ、「赤とんぼ米友の会」を組織して消費者にも応援してもらうことも考えています。環境に配慮した農業は手間もお金もかかります。ヨーロッパ型農業をお手本に未来につながる自然環境を、まずは、お米作りで守っていきます。時間はかかるかもしれませんが、赤とんぼを通して生産者と消費者がお互いの気持ちを理解すれば、徐々に広がっていくと思っています。
 
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平成27年最終号(新年版) 「厳しい天候乗り越える一年に」

新年 あけましておめでとうございます。
 今年一年皆様方にとって穏やかな年でありますようにお祈り申し上げます。

001atago_nashiさて、農業を考える上で穏やかであることを望むのは気象であることは言うまでもありません。この暖冬を例に挙げるまでもなく昨今の異常気象は農家に大きな影響を与えています。
  昨年の豊田・みよしの農作物を振り返れば、4月の長雨と日照不足がナシ・モモを直撃しました。
 花は咲いても花粉ができない、わずかにできても雨で飛ばない、雨が降るからミツバチは飛ばない。
 結果的には、モモの早生品種は2割の減、ジャンボ梨は6割減。それでも当初予測から大きく持ち直していて、その農家の努力に敬意を持ちました。

 夏の訪れが早く中山間地では7月の高温で、下山地区・稲武地区の菊の生育が早まり、お盆・お彼岸の需要期に出荷が合わず、減収となりました。一方、自然薯には天候サイクルがうまくマッチし豊作に。一喜一憂したものでした。

 002rice-center_asuke米は収量が平年作も、コシヒカリは高温障害で格付けが2等となり農家の収入への影響が大きくなりました。
 一方、中山間地で多く作付けされているミネアサヒはJAのライスセンターで色彩選別機を導入したことで1等格付けが58%から75%に増えました。
 ただ、やはり9月の長雨で穂発芽が発生し、減収、品質低下となったのです。

大変だった一年を振り返り、この一年を展望するに当たり難しくもこの天候を予測し、農作業を組み立てて、したたかにしっかりと農作物の管理をしていきます。厳しい天候を乗り越えてたくさんの農作物を豊田・みよしで生産していきます。

 始まったばかりの申年、まさに今松平の七草の出荷が始まります。地産地食、We Love とよた We Love みよし を実行していきましょう。

七草出荷に向けてお正月も返上
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平成27年11月号 「いくつになってもプリンセス」~ぷちプリ卒業式に思うこと~

皆さんは「ぷちプリ」って聞いたことがありますか?子育て世代の若い女性たちのJA女性大学のことです。先日わがJAから24名が卒業しました。

その卒業生 廣田美穂さんのあいさつの一部を紹介します。

「私は子育てと家事で、自分が主役だった人生は終わりなんだと覚悟を決めていました。でもこの大学で自分のための充実した時間を過ごしました。入学式の日、主人の嫁、子どもの母としての自己紹介ばかりだった私は、久しぶりに一人きりで自己紹介し、友達を作りました。
 一人で植えたサツマイモ、得意げに子どもたちに教えたこと。託児のベテランスタッフに子供を預け、ゆかたの着付けを習い自分を見つめる時間が持てたこと。グループの皆さんとたくさん笑いながら、すごく楽しくお料理できたこと。

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久しぶりの自分が主役、プリンセスになれる時間はとても楽しかった。子供を預けることで家族への愛おしさも増しました。卒業生の皆さん、私たちはいくつになってもプリンセスです」。
 感動でハンカチを濡らしたのは一人ではありませんでした。

主催している、私たちも「やってきて良かった。来年も頑張ろう」と思った素晴らしい卒業式でした。JAが子育て世代の女性たちに自分だけの時間、自分みがきの時間を提供し、農業・農協を通して家族の健康を考えるきっかけにしてほしい。卒業したらこの地の農業やJAを応援してくれる若い人を育てたい。そんな思いからスタートしました。今回で4年目、この大学の卒業生はもう100人になります。

卒業式のはなむけにミニコンサートを開きました。この瞬間こそが、まさに彼女たちにとって「自分の時間」なのです。この頃、託児室では預かった子どもたちの泣き声もやみ、穏やかなひと時だったそうです。

*平成27年度JA女性大学「ぷちプリ」のカリキュラムはコチラ

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平成27年10月号 「浮かんでくる 農家の顔と田園風景」

先月開催した「梨を使った料理コンテスト」で審査員をした各ホテルレストランのシェフが、女子高生たちの作ったレシピをアレンジして、プロの腕まえを味わうイベントがありました。

その中のあるレストランでは素材の多くに地元農産物を使っていて、そこで私は新鮮な体験をしました。見事な料理を見ていると調理された食材とそれを生産した若い農家の顔が、鮮明に浮かんでくるのです。ビュッフェスタイルでずらりと並べられた料理をのぞきこむ。すると、このお茶は・・豚肉は・・牛肉は・・卵は・・この野菜は・・次々と料理の向こうに私の知っている若い農家の顔が浮かんできます。もちろん梨入りハンバーグを見つけたときは、彼女たちのかわいいエプロン姿が浮かんできました。とっても嬉しくて、楽しくて、食べている間中、胃袋も、心も十分に満たしてくれました。「私の野菜や果物もここに並べたい」と、うらやましくも思いました。

この、若い農家の人たちとは、豊田・三好で活躍している夢農人(ゆめのうと)のメンバーです。先日この夢農人の5周年感謝祭に出かけました。パーティーで用意された料理は、言うまでもなく彼らの食材を使っていました。パーティーに参加した一般の150名の参加者は口々に「私たちは、彼らの産物を食べることで応援します」と言う声が多かったのです。

この一言が、これからの、農業の支えになります。参加している人たちは、もう農産物、食材の向こうに、農家の顔や、そこの風景が浮かんでいるのかもしれません。私が目指している景色がそこにありました。

先日、下山のよってらっ祭・JAのふれあい祭で、あの「赤とんぼのお米」を買いました。そう、7月に、みんなで生き物観察をした田んぼで取れた「新米ミネアサヒ」です。

さっそく食べました。うまかった。つやつやと光って、もっちりして・・・今年の新米の中で一番おいしかった。今年の新米の試食はたくさんしてきていますが、赤とんぼ米が一番だった。もちろん弁当にしても、冷めても、つやがあり、もっちり感もあり、うまい。何よりも、口に含んだ時に、あの下山の田んぼ、生き物観察をしているみんなの楽しそうな姿、風景がうかんできました。

皆さんもぜひご賞味あれ。

この赤とんぼのお米は安くはありません。5㎏で2500円。でも、茶わん1杯に換算すれば32円。高いか、安いと思うのか。もう一つ、茶わんの向こうに、農家の顔、そして、赤とんぼが舞う田園風景が届けられるか。

環境保全型農業として、赤とんぼが舞うコメ作りがいよいよ動き出しました。応援してください。
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平成27年9月号 「浮かんできたのは、かわいいエプロン姿」

私にとって梨は、冷蔵庫に冷やしてそのまま食べるものだとばかり思っていました。ところが、彼女たちの手にかかった梨は大変身。角切り、細切り、すりおろし、煮込んだりと梨の持つ甘みと酸味がバランスよく際立ちます。そしてシャリシャリ感までうまく残していました。私は審査員の一人として、感激しながらいただいたのです。

JAが豊田市と、9月26日に開催した「とよたの農産物料理コンテスト」の高校生大会の様子です。市内の豊田東、松平、猿投農林高校の3校から9チームのエントリーがありました。決勝大会の会場となったグリーンセンター松平の調理室では、各チームの女子生徒がかわいらしいバンダナ、エプロンを身に着けて管内の梨「あきづき」を使ったメインディッシュとデザートの創作料理の技を競いました。審査の結果、松平高校が豊田市長賞の栄誉に輝きました。

この料理コンテストは、梨農家の強い思いがきっかけで始まりました。今年4月の長雨で、管内で栽培されている桃、梨に大きな被害が心配されました。受粉がうまくいかないのです。

花が咲いても、花粉ができない。出来ても雨や低温で飛ばない。このままいけば、特にジャンボ梨は平年作の9割減になる。大変な危機感を持った農家はこう言いました。「自然災害はどうしようもない。それでも僕たちは11月の収穫までしっかり管理し、育てるつもりです。この実情を消費者や地域の皆さんに理解してもらうために、管内の果物のPRをしっかりお願いしたい」。猿投農林高校の小久保校長も動きました。JAも豊田市農政課も動きました。みんなで知恵を出しながら、今回のコンテストにこぎ着けたのです。

私は、今回の審査で楽しみにしていたことがあります。それは、梨を使った料理を一口頬張り目を閉じると、梨畑の風景や梨農家の顔が浮かんでくる、そんな料理を期待していました。ところが、そのどちらも浮かんできません。浮かんできたのは、かわいいエプロン姿の彼女たちの一生懸命な姿。目の前の光景そのままでした。

 臨席した梨部会の池田部会長は「うれしくて。涙が出そうだよ」とポロリ。今回は第一回目。これからも、いろいろな農産物を使った料理コンテストを続けていこうと、心に強く思った一言でした。
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平成27年8月号 「夏の暑さと我が家のブドウ」

001kumiaichou_budo農作業の苦労の先にあるのは収穫の喜びです。
 昨年、我が家のブドウ畑でいよいよ収穫と楽しみにしていたところ、たわわに実っているはずのブドウの房が、ずいぶん少なくなっていました。
 鳥に食べられたにしては房ごと消えていて、ブドウ棚の下の草が一部踏み荒らされて、草の間にブドウの粒があちこちにこぼれ落ちていました。「またやられたのか?」と不安な気持ちで家に帰ると、警察から連絡が。「お宅の畑からブドウを盗んだ泥棒が捕まりました」。聞けば、20キロくらいの「巨峰」を盗んでいったとのこと。天候の具合で収量が少なかったならともかく、原因が人となると心のダメージはヘビー級です。

今年の夏の暑さは農業に大きく影響しました。我が家でも高温の影響で「巨峰」の色づきが思うようにいかなかったうえに、一部の房はしなびてしまいました。
002kumiaichou_budo 種を残さない作業(ジベレリン)のタイミングが悪く一部種有りが出来てしまい、挙句の果てにはカラスが袋を破って、たくさんのブドウが食べられました。泥棒に入られたのに比べればまだまだ心は穏やかなのですが。
 6月20日に白い袋をかぶせて以来、8月2日にその袋を一つずつ切り開いて、房の色を確かめます。
 苦労の多かった夏を過ごした「感動の再開」です。「いいねー」と妻と声を上げつつも、ここまで立派なブドウを実らせた巨峰の古樹木に「感謝」。ブドウの味は、今まで以上に格別の味だったことは言うまでもありません。

管内農業を見渡すと暑い夏が果実の収量を落とし、山間部の小菊は出荷が前進して肝心のお盆の需要に出荷が少なくなりました。また、8月下旬の台風の思いがけない強風によって、果実の落下・スレなどの被害も出ています。9月の台風シーズンに突入し、農家のみなさんにとってはまだまだ気の抜けない時期が続きます。

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農業は自然相手の仕事です。
 農家の皆さんは天気の行方を気にしながら、そして田や畑に出かけては作物の様子を見ながら被害を最小限に食い止めるべく一生懸命にお世話を続けています。

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9月には新米をはじめとして、まだまだたくさんの野菜・くだものが出回ります。みなさん!この暑い夏を乗り切った、元気いっぱいの豊田・みよしの農産物をたくさんたべて豊田・みよしの農家を応援してください。

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平成27年7月号 「夏は一番おいしい季節!」

001green梅雨が明けたとたんに、猛暑日が続いています。特にまだ暑さに慣れていないこの時期は、熱中症など体調管理にには十分気を付けてください。
 一年で最も暑いこの季節は、一年で最もおいしい季節です。みなさん召し上がっていますか?豊田・みよしのフルーツは農家の愛情と甘みがたっぷり乗って、産直プラザやグリーンセンター、Aコープでご購入いただけます。

1.地域農業の状況について 
 梨は主力の「幸水」の出荷が7月下旬から始まり、ブドウもデラウェアーから巨峰へと続いていきます。桃も8月下旬ごろには黄色い「ゴールデンピーチ」が出番を待っています。
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春先の長雨で心配していましたが、いずれもおいしく成長した自信作ばかり、暑い夏は豊田・みよしのフルーツを食べてしっかり乗り切ってくさい。

004kikuまた、お盆のお供えにはフルーツとともに、豊田の中山間地で育てられた小菊はいかがでしょうか?産直プラザやグリーンセンターには下山や稲武、また、各地元で農家が丹精込めて育てたお供え用のお花を用意しています。

そしてお米については、平年より早めに生育しており、コシヒカリはお盆明けに収穫が見込まれています。

 
2.地域農業への想い
 さて、私たちJAあいち豊田では、環境に配慮したお米作りに取り組んでいます。
 従来の農薬を生き物にやさしいものに変えていくことにより、地域の山村風景をも変えていきたいという想いです。
 7月4日には下山地区にある実験田で、虫見観察会を開催。消費者100人も参加してもらい、田んぼにはシマゲンゴロウやホウネンエビなど様々な形態系が確認されました。あの懐かしい農村に赤とんぼの舞う風景を取り戻そうという取り組みです。
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これを実現させるには消費者の皆さんの支えも必要です。農家は手をかけ安全で安心なお米と美しい里山の風景を提供し、消費者はそれに見合った価格でこのお米を買い支えてもらう。地域ぐるみの生・消連携で農山村を守っていこうというものです。

取り組みは始まったばかりです。随時、進捗をお伝えしながらこの取り組みに理解を深めていただきたいと思っています。

最後に・・・

夏といえば「夏まつり」、今年も地域を元気にするために~こめった食LOVE(クラブ)~が、こめったくんととともに頑張っています。
 豊田おいでんまつりでは、延べ70人のJA職員&家族が「まちなかおいでんWithJA」と「おいでんファイナル」において~WE LOVE とよた~の想いで地域の皆さんと踊りました。
 8月には、三好いいじゃんまつりを盛り上げるため頑張って練習していますので、ぜひ一緒に楽しく踊りましょう!

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平成27年6月号「ひとりの農家として思うこと・・・自然の恵みに感謝!」

 001soudaikaiカエルの鳴き声が一段と大きくなり、紫陽花(あじさい)の美しい季節から生き物が活発に活動する夏へと移り行くのが感じられます。
 JAの最高意思決定機関である第23回通常総代会が終わり、皆様のご理解とご協力により本格的に平成27年度がスタートしました。
 JAあいち豊田では、これから特産の桃や梨のほか、さまざまな作物が出荷される季節を迎えます。そこで今回は、地域の農業について思いきり語ってみたいと思います。

1.地域農業の状況について
 今年のコメの作付け、生育は順調です。4月後半から始まった田植えも、6月初旬でほぼ全域終了しました。その後の気温も高く、活着もいい。コシヒカリは毎年梅雨の時期の中干しで苦労をしていますが、今年は順調に進んでいるようです。
 麦の収穫も、天候に助けられて順調に刈取りが済み、豊作を期待していたのですが、思ったような収量を確保できていないようで残念です。原因は、4月の長雨と5月の高温と乾燥によるものと思われます。
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一方で、4月の長雨で生育の影響が心配されていた桃、梨については、先月よりもさらに生育が回復してきたようです。ジャンボ梨の愛宕は、現在は2~3割減まで回復してきました。
 桃も、早い品種(ちよひめ、日川白鳳)が小玉で2割減の予想ですが、桃全体からみると、4~5%減と見込んでいます。
 こうしてみると、農産物は本当に天候に左右されやすいことが実感できます。麦のように成育後半の被害はダメージが大きいことがわかるし、桃・梨のように生育前半の影響はなんとか回復しようとする生命力が感じられます。

そして、6月初旬のスイカの出荷を皮切りに、6月下旬からは早生品種の桃「ちよひめ」「日川白鳳」、来月7月にはブドウ・梨などの特産フルーツが、またナスなど夏野菜も、次々と自慢の農産物の出荷が始まっていますので、楽しみに期待していてください。

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2.「農協改革とわがJAのこれから」について
 
これまでのコラムでも、私やJAの想い・農家の声についてお話ししてきましたので、皆さまにも伝わったこと、ご理解していただけたところもあるのではないかと思います。
201507gv_tokushu 今回、当JAの広報誌「グリーンボイス7月号」を発行するにあたって、新しく結成されたJA青年部の手嶋勝広代表と対談する機会があり、若い農業者とお話しする中で共感や刺激を受け、さらに地域農業への想いが深まりました。ここで改めてご覧いただけるように掲示しましたので、ぜひ読んでみてください。(画像をクリックするとPDFファイルが開きます。)

最後に・・・

私も農家の一人として、この農産物の生命力というか、植物が太陽の恵みをもらいながら自分の力で実らせていくその姿に、毎年感動しています。
 我が家の種無し巨峰は今、袋かぶせの時です。(下は実際の写真)今年も、巨大な房を小さく切りそろえ、種なしと肥大化のためにジベレリン処理を2回する。そして、大きくなってきた緑色の一房が40粒くらいになるように、粒を(間引き)抜いていきます。この大変な作業が終わると、この時期は、一房ずつ白い袋をかぶせます。これで、収穫するときまで、ブドウの姿は見えません。
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そして、8月の収穫の時、その白い袋を破って、一つ一つその房をのぞきこむ。すると、あの薄緑色していた房が、薄く白い粉をふいた黒紫の立派な巨峰になった姿がそこにあります。私は、この「感動の再会」を毎年楽しみにしています。そして、植物の生命力を実感しています。
 桃や梨の農家の方も、思いは同じでしょう。そして、そういう農家の多くは、自分は果物を「作った」のではなく「できた」「とれた」と表現します。自然に対するおごりではなく、感謝の気持ちが伝わってきますね。

今年の豊田・みよしの農産物は、4月の長雨を乗りきり、これからやってくるきびしい自然を乗りきった「生命力」あふれる産物ばかりです。その、「取れたて」の管内の果物、農産物の生命力を感じながら、今年もたくさんたべて、暑い夏を、そして今年一年を乗り切ってください。

地域に根ざし、より充実したサービスをめざして~新・逢妻支店がオープン!
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平成27年5月号「自然・地域との共存共栄~安全・安心を届けるために」

001 このところ暑い毎日が続いていますね。
 遅い品種の大地の風の田植えも終わりに近づき、田んぼや畑が一番にぎわっているのは、この時期かもしれない。
 学校行事を含め、あちらこちらで子どもたちが田植えなどの農業体験をしている姿がみられました。
 みんな慣れないことながら笑顔が絶えず、楽しそうな様子をみると「これも農業の大切な価値なのだな」と感じられ私も非常にうれしい気持ちになりました。
 
1.地域農業の状況について
 4月の長雨による農作物への影響については、このところの好天候もあり、少しですが回復傾向にあります。特に大きな被害が予想されている晩生品種の梨(新高、愛宕)は、当初予測よりはやや改善して新高で4割減・愛宕で6割減といった状況。しかし、出荷の減少は避けられない厳しい現実は覚悟しなければなりません。なお、その他の品種の梨(幸水、豊水、あきづきなど)は平年並みの出荷が出来る予測です。
 また、心配されたモモも品種によりますが、平年並みから若干減少の予想。6月20日前後には初出荷となりそうです。
 その他、ミツバチを使って交配するスイカは、かなり心配していましたが、その後の天候の回復でミツバチが元気になり、受粉遅れも挽回して平年並み。6月5日ころには出荷が始まると農家の方が喜んでいました。
 自然と共存する農業であることを消費者の皆様にもご理解いただくとともに、地元産の農産物を買い支え、応援していただきたくお願いします。
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現在、平地の水田では、小麦の収穫時期が近付いています。管内のほとんどが新品種の「きぬあかり」に品種更新をしましたので、麦秋としては今が一番見頃です。今までの主力品種「農林61号」よりも、かなり小麦色が薄いのが特徴のため、今までと違った色どりの景色になっています。
 実はこの「きぬあかり」はたくさん取れる品種で、一部倒伏はしていますが、今年も豊作の予想です。
 ちなみに麦や大豆は、国策による支援もありコメを作るよりも比較的有利な作物になっていて、管内では上郷・高岡地域を中心に米・麦・大豆のブロックローテーション栽培(集団転作)が行われているんですよ。
 こうした取組みを皆様にも知っていただきたく、写真にあるように新聞社などのマスメディアの方を招き、穀物保管施設の屋上から集団転作の様子を見てもらう農業現場の見学会も開催しました。
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余談ついでですが、この小麦「きぬあかり」は、愛知県の農業試験場で育成された新品種。市内の学校給食に使われたり、うどん、きしめんなど麺類にも多く使われていて、豊田産「きぬあかり」で作ったうどん・そうめんなども販売されていますよ!
 また、昨年収穫した大豆は大豊作。豊田産大豆も、学校給食に使われたり、市内の味噌屋さんで製品に加工され販売されています。
 こうした加工品は、当JAのグリーンセンターや産直プラザでも販売していますので、ぜひ買って食べてみてくださいね。
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2.農協改革について
 
004_1 農協法改正案が国会で本格論戦に入っています。
 これについては、JAのあるべき姿を皆さんにも知っていただきたく、3月に開催した滋賀県立大学増田教授による研修会の内容を正組合員向け広報紙「グリーンボイス」に掲載させていただきました。ここで改めてご覧いただけるよう掲示しましたので、ぜひ読んでみてください。
    画像をクリックすると拡大表示されます
 
3.平成27年度 重点事項の取組みについて
 先月お話しした3つの重点事項について、順次、取組みが始まっています。 
 ①地域農業振興への取組み(農業ビジョン)

赤とんぼが舞うような環境保全型農業を推進しているとお話ししたとおり、今年度は管内の各地に拡大して「赤とんぼ米(仮称)」の取組みが行われています。
 また、地域や消費者と一緒になって取組みを行うことも大切なことです。今年は、地元の食と農のフリーペーパー「耕Life」さん&JA愛知中央会と一緒になって、一般の方が農業を体験し産直販売まで経験してみようという企画「のらガール」の取組みを行っています。のらガールの2人が、体験を通じて農業についてどのよう感じられるのか・・・?期待を含めて見守っています。

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②暮らしを支援する総合農協ならではの総合相談体制の構築

JAは農家への営農相談だけでなく、組合員の暮らしや地域社会を支えるために金融・共済・生活物資の供給など総合事業を行っています。いかに具体的な提案が出来るか?いかに情報を伝えるか?試行錯誤しながらですが、改善が始まっています。
  農機展示会で購入資金の相談(左)    食・農・くらしの情報発信の見直し(右)
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③地域ふれあい委員会の活性による対話交流と各地域の魅力づくり

“地域ふれあい委員会”を中心に、地域・組合員とどう向かい合うのかを真剣に考える体制をつくっています。広い管内において、それぞれの地域のニーズにあった取組みや施設などの利用促進を図っていきます。
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最後にお伝えしたいこと

5月17日にスカイホール豊田で行われた「とよた防災・交通安全フェスタ」で、豊田警察署より、こめったくんが「交通安全推進大使」に任命されました。
 地域の安全・安心のため、そして地域を元気にするために、組織をあげて頑張りますので、どうぞ、応援してくださいね!
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平成27年4月号「カイゼン~平成27年度に取り組むべき重点課題とは」

 001菜種梅雨がようやく明けて、好天が続いていますね。
 統一地方選挙も終わり、ゴールデンウイークを迎えて、田んぼでは田植えの準備、畑では夏果菜苗の定植といよいよ忙しくなって来ました。
 私も、今年は公私にわたりチャレンジしたいことがたくさんあって、JAの業務と農作業に忙しくも充実した毎日を過ごしており、田植えに向けて張った田んぼの水の照り返しですっかり日焼けしています。
 そして、平成27年度がスタートしました。新年度の始まりにはやはり抱負などをお話ししたいと思います!
 
1.地域農業の状況について

思いがけない4月の長雨が、農作物に悪影響を与えています。特に大変なのは桃と梨で、桃梨の開花・受粉の時期に記録的な長雨が重なって、花は咲いたが日照不足で花粉ができない・花粉ができても雨で花粉が飛ばない・交配用のミツバチも太陽が出ないので飛ばないといった状況でした。このほかスイカも受粉用のミツバチの働きが悪く、水田も雨続きで作業がやや遅れています。
 最終的にこの天候による影響がどうなるかはわかりませんが、幸いその後は好天候が続いていますので、生育が改善するように祈るとともに、消費者の皆様に少しでも品質の良いものがお届けできるように農家の皆さんと一緒になって努めていきます。
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2.農協改革について

農協法改正案が国会に提出され、いよいよ本格論議がスタートします。
 今回の農協改革論議について、これまでも申し上げて来ましたが、足りなかったことなどはJAとして真摯に受け止め自分たちで考えてカイゼンをしなければいけないと思っています。
 その一方で、農業だけでなく地域社会を支えるために努力しているJAの存在意義が理解されず、「JAは農業だけやればいい」といったような一方的な主張をされることについてはとても残念に思います。
 私は、JAを「食・農・暮らしを基軸とし地域に根差した協同組合であること、つまり、今よりも、もっと地域性のある、地域の人の声を反映できる自主的で民主的な組織」にしたい。そしてJAが地域に果たす役割、暮らしにかかわる役割についても、しっかりと理解してもらいたいと願っています。
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3.平成27年度に取り組むべき重点事項

農協改革が議論されるからではなく、私たちが常日頃から実感している諸課題をカイゼンするため、今年は、役職員が一体となって、次の3点をしっかり取り組んでいきます。
 ①地域農業振興への取組み

農協改革の必要性の理由として「農業所得の向上」が言われていますが、その具体的な内容は全く見えて来ません。先月もお話ししたとおり、やはり地域農業の実情と現場を知る私たちが地域と一緒になって農業ビジョンを示さなければいけません。
 日々の営農指導事業におけるカイゼンに努めるとともに、現実に即した地域農業ビジョン策定のための準備・調査・企画など進めているところです。
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②暮らしを支援する総合農協ならではの総合相談体制の構築

JAは農家への営農相談だけでなく、組合員の暮らしや地域社会を支えるために金融・共済・生活物資の供給など総合事業を行っています。これは儲けるために行っているのではなく、組合員ニーズやJA管内の地域格差(過疎地等)の是正などに対して、相互扶助(支えあう心)を実践する具体的な事業展開で応えるものです。
 近年は、組合員の高齢化などもあり、相続・後継者・健康・資産管理などさまざまな相談が寄せられるようになり、これに応えていくためのカイゼン~総合相談体制~が求められています。
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③地域ふれあい委員会による対話交流と各地域の魅力づくり

広報紙等でご案内のとおり、昨年から“地域ふれあい委員会”を設置し、「地域ふれあいまつり」「支店を中心とした地域交流・ボランティア活動」「地域・支店だより」などに取り組んで来ました。
 JAは「人と人」のつながりがあって組織として成り立っているのですから、その原点に立ち返り、それぞれの地域に近い単位で「地域の声」を聴き、「地域の魅力」をアップさせるために、組合員の皆さんと一緒になって考える場所を作っていくカイゼンを図りたいのです。
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最後にお伝えしたいこと

今年も、新入職員23名を迎えました。みんな地域農業・地域社会に対する熱い想いを持った元気で明るい若者ばかりです。
 時には失敗もするでしょうが、きっと皆様の身近な相談役として頑張ってくれるはずです。今年度は、こめったくんとともに地域を元気にする「こめった隊」としても頑張りますので、どうぞ、応援してくださいね!
 
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平成27年3月 「春☆新年度に向けて~地域とともに歩む農業をめざし」

春の陽ざしがまぶしくなるとともに、この地域の特産品である桃のつぼみが少しづつ膨らんで来ています。
 4月に入ると猿投地域一帯で写真のような農作業光景が見られますよ。まさに「桃源郷」といった美しい景観であり、私たちの自慢の風景なんです。
 桃の次は梨の可憐な白い花といったように、農業は食べるだけでなく目で楽しむことも魅力の一つですね!

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1.農業政策について

002食料、農業、農村基本計画

3月24日、農水省が食料、農業、農村基本計画を発表しました。この計画は、今後10年間の農政の方向が示されたことになります。

①「食料自給率」の新しい考え方
 従来の「食料自給率」の考え方に、食料輸入がストップした時に休耕田を復活したり、花のような食用でない作物をやめどれだけ食料を増産できるかといった指標をカロリーベースで示すという新しい考え方が加わりました。

 なぜこんな考えが出て来たのでしょうか。
 農水省は、「食料の安全保障の国民的な議論を深めてもらうため」といっていますが、もう一歩踏み込めば、「食料輸入が止まったら、国民は今すぐ飢えてしまう。これでいいのか。もっと農業を育てなくてはいけないのではないか?」とのメッセージだと思います。
 私たちも、国内農業の振興が国民の命を守るためにも必要だということを理解していただけるよう努めていきたいと思います。

②農業所得の増大
 基本計画の中では「農業、農村の所得増大」と表現され、6次化、加工、観光、輸出などによって実現する内容となっていますが、具体的な中身は不透明な部分が多く、本当に地域農業の振興につながるのか見極める必要があります。
 そして地域農業の実情を知り現場で取組むJAとして、しっかり地域農業ビジョンを示していきたいと思います。
 
2.地域農業振興への取組み
 
①総代研修会の開催

3月14日に農家(正組合員)の代表である総代さんに集まっていただき研修会を行いました。
 今年は滋賀県立大学教授の増田佳昭先生より「地域における協同の創造とその意義」と題して、農業協同組合としての在り方を学びました。
 その中で「この地域にも元気な若い農業者が育っているはずです。こうした農業者をしっかりサポートして欲しい。」というメッセージがあり、しっかりと受け止めていきたいと思います。

 003総代研修会

 
②JAあいち豊田アグリアドバイザー協議会(AAC)

004AAC研究発表会

JAあいち豊田では、営農・農業振興部門の職員らの相互学習の場として、各々担当する業務や農業振興における課題解決への取組みを発表し合うアグリアドバイザー協議会(AAC)を行っています。
 
 今年も3月21日に平成26年度AAC研究発表大会本選を開き、地域農業のレベルアップに向けて頑張っていました。

3.地域とともに進む地産地消の動き

豊田市では太田稔彦市長を先頭に「WE LOVE とよた」のスローガンを掲げ、行政及び農商工連携による地産地消に対する具体的な取組みが進んでいます。
 合併10周年とこれからの未来の節目となる新☆豊田市10年祭(3/8)では、「いなかとまちの交流大使」である我がJAのこめったくんも参加する中、地域の自慢である「五平餅」をキーワードに農商工が一つになり「目指せ3000人 五平餅で日本一」に挑戦しました。
 また、豊田の農産物への関心を高め、「食」をテーマとした地域の活性化につなげる取組みとして、豊田商工会議所飲食業部会が地産地食セミナー(3/25)を開催。今後も、地域が一体となって取組みを進めていきたいと思います。

005新豊田市10年祭 006地産地食セミナー

最後にお伝えしたいこと

JAやJA厚生連、行政が支援する社会福祉法人東加茂福祉会の「特別養護老人ホーム石野の里」に診療所が開設され診療が始まりました。これは、地域の要望やJA愛知厚生連足助病院の協力で実現したもので、長い間、医療サービスが不自由だっだ地域の新たな拠点として機能を発揮するものと期待しています。
 今後も地域やJAグループと一緒に安心して暮らせる地域づくりに取組んでいきたいと思います。

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平成27年2月 「春の芽吹きとともに~JAあいち豊田に新たな胎動が!」

立春も過ぎ、水がぬかるんで草木の芽が動き始める「雨水(うすい)」といわれる季節になりました。近くの梅園では梅の花が咲き始めて、春はもうすぐだなと感じています。

この時期の田園風景は、ほとんどの田んぼではまだ枯草色の殺風景な冬景色が多いですね。
しかし南部の平坦地の田んぼでは、緑のじゅうたんのような風景が飛び込んできます。

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農業法人や担い手の皆さんによる小麦の集団栽培によるものです。
11月~12月にまいた麦の生育は、今年は雨が多くて少し遅れているようですが、それでも追肥や穂肥によって6月頃には私の好きな「麦秋」の季節になり、田んぼの畦や早苗の緑と収穫期を迎えた小麦の色とが逆転するのです。実ににぎやかな風景が待っています。

 
1.農協改革について

各メディアの報道でご承知のとおり、2月9日に政府・与党から示された農業改革の骨格案に対してJA全中が基本合意しました。

最大の懸案事項であった「准組合員の利用規制」が見送られたことで、一先ず組合員の皆さまのご利用には影響がないものと思われます。
 この件につきましてはこれまでに多くのご意見をいただいており、これに真摯に向き合い、地域農業振興や「地方創生」に果たす総合JAの役割を示しながら、しっかりと議論して自己改革に取り組みたいと思います。

003食の大商談会

2.待望のJAあいち豊田「青年部次代の会」の発足

豊田・みよしの地域農業振興にとって、とってもうれしい朗報があります! 2月23日に、50歳未満の若手農業者による「青年部次代の会」が設立されました。

 003青年部次代の会設立

2月23日に、50歳未満の若手農業者による「青年部次代の会」が設立されました。
 メンバーには、平坦地~中山間地に広がる米・麦・大豆中心の農業法人メンバーやお茶、果樹、花き・施設園芸、露地野菜、畜産といった90名の手農業者が集結。
 既に地域農業の担い手としてしっかりと活躍されていて、とても頼もしいかぎりです。

このメンバー一人ひとりの顔を見るだけで、とても元気な豊田・みよしの農業の将来の姿が見えて来る気がします。 さらに仲間が増えるように、そして若い人たちの声を聴き、一緒になって地域農業の振興に取り組んでまいります。

 
3.もう一つうれしいこと

もう一つ朗報があります。 全国のJAによる広報コンクールというものがありまして、我がJAは「地域密着型広報活動の部」において優秀賞(日本一のJA)を受賞しました。

 こめったくんを中心に地域の皆さんと一緒になって農業や地域の元気のために頑張ったり、地域ふれあいまつりなどそれぞれの地域の組合員や住民の皆さんとの交流に努めて来たことが評価されたものです。
 
 これからも、こめったくんとともに農業や地域の元気のため頑張りますので、どうぞ応援をよろしくお願いします。
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最後にもうひとつお伝えしたいことがあります。
 農業者と消費者の交流拠点である直売所のJA職員が「野菜ソムリエ」の資格を取得し、楽しく、そして有意義にお買物をしていただくための取組みがグリーンセンター松平店よりスタートしました。地元産のおいしい野菜を使ったレシピ試食会や野菜の選び方などをアドバイスしてくれますので、気軽にお声掛けください!
「日本一野菜を食べる地域」をめざし、さらに取り組みを充実させていきますので、期待していてくださいね。

グリーンセンター松平店で野菜ソムリエが活動開始
0129野菜ソムリエ始動
 

平成27年1月 「未来に向けて地域農業の元気をいざ発信!」

新しい年が始まりました。
 今年も、豊田・みよしの農業・農産物の応援をよろしくお願いします。

 年が明けて最初のイベントが、豊田商工会議所と共催した「第6回とよたビジネスフェア」です。  1月14日、15日の2日間、スカイホール豊田で農業・商業・工業に関連する約160の企業・団体が出展しました。さすがにくるまの街での開催なので、圧倒的に自動車関連が多いですが、それでも農業や食品関係も毎年出展があり、元気よく商品PRや他の店との連携をめざして多くの人が興味深く交流していました。

JAあいち豊田ももちろん出展し、地域農産物や加工品のPRをすすめました。  実は、このビジネスフェアに出展している農業・食品関係の人たちはとても元気で、前向きで、何とかビジネスにつなげようと一生懸命で、そのブースで会話することを毎年楽しみにしています。
 そして年々新しい商品・加工品が、いろいろなお店とコラボし、豊田のオリジナル商品として誕生して来ています。

 まずは、我がJAあいち豊田の農産物加工のオリジナル商品も、「とよた茶」「純米大吟醸大地の風」、黄金千貫というサツマイモで作った芋焼酎「大地の薫」、「とよたのいちごシャーベット」「とよたのももシャーベット」などなど、およそ30品目。去年の夏には、ももソフトクリームも登場しました。これからも改良しながら、農家の皆さんの顔や風景の見える商品、そして季節感のある商品開発を進めていきたいと思います。
 猿投農林高校も出展していました。同校では、昨年、新しい「とよた茶」のデザインに協力していただきました。そして、地元特産の梨を素材にした焼肉のたれ「おもて梨(なし)」を作り、販売にこぎ着けました。
 さらに、学校給食用に「梨ゼリー」の開発中で、この2月にも完成予定だそうです。楽しみですね!
 何より頼もしいのは、農家自身が自分の農産物を加工して商品化している取り組みがたくさんあることです。
 若手プロ農家集団「夢農人(ゆめのうと)」は、メイドインとよたのコラボ商品を多く送り出しています。
 「このまちうどん」はJAのイベントでも出店される人気メニューですね!
 管内のお茶生産者の方々も元気ですね。お抹茶を使った商品を多く見かけるようになりました。稲武のブルーベリー加工、地元産菜の花油の加工、地元産米粉を使ったパン、ローゼルケナフのジャムなど、たくさんのチャレンジと立派な商品がありました。
 今回の出展はなかったけれど、新聞で大きく取り上げられた農家発のオリジナル商品・加工品がまだまだたくさん生まれています。
 一番心に残り、そして大いに期待したいのが「イノシシ肉の加工施設」です。
 今年の12月までには、足助町内に設置される予定です。
 山村農業の大敵であるイノシシが、少しでも減少して、山里で安心して百姓仕事が出来るように応援していきたいと思います。

皆さんも、来年はぜひビジネスフェアにお出かけください。そして今、農業の6次産業化と叫ばれています。1次産業の私たちが、2次・3次まで取り組んでこそ6次産業化の意義があると思っています。

世界初~トヨタ自動車の市販燃料電池車「ミライ」に負けず地域農業の未来に夢を持って!

 

平成26年12月 「年の瀬に~1年を振り返って思うこと~」

 平成26年も慌ただしく過ぎようとしています。  窓からは、産直プラザに年末年始の食材などをお買い求めのお客様がたくさんお越しくださっている様子がうかがえます。地域農業を支えてくださる農業者・消費者の皆様に心より感謝の気持ちを伝えたいと思います。
 振り返ってみると、今年も自然災害の多い一年でした。2月に大雪の被害、夏から秋にかけての台風被害も大きかった。また、9月の御嶽山の突然の噴火では、この地方のなじみの山であるということもあり、犠牲者の方には身近な方が多いことにも悲しみを一層大きく感じています。そして、あらためてお見舞いを申し上げます。
 
1.管内の農業情勢について

 管内の農業も、今年の天候に少なからず影響が出ました。
 お米は、日照不足で思わぬ減収となりました。11月以降は、麦まきと大豆の収穫が重なる忙しい時期ですが、天候不順で雨が多く“麦まきが出来ない”“大豆の収穫が遅れる”など、担い手農家は大変苦労しています。

一方で果樹関係では、農家の努力による桃・梨を組み合わせた絶え間ない長期の生産・出荷が功を奏し、部分的な被害はあったもののリスクが分散され、全体として消費者に質の良いフルーツを安定してお届けすることが出来ました。

 秋冬野菜で主力の白菜は県内でも有数の産地ですが、価格が昨年の半値という状態で、農家にはつらい状況になっています。
 また園芸関係では、色鮮やかさで評価の高い中山間地の菊も価格安で、白菜と同じような状況にあります。
 農業というのは、天候に左右されやすくて、とても難しい仕事だと事あるごとに実感しています。それでも、その先の天候を自分なりに予測・勉強をして対策を考え育てるところにやりがいを感じることが出来ます。
 多くの農家は、豊かな実りを得るために、植物自身がそもそも持っている成長しようとする力を手助けしているのです。難しくもあり、楽しくもあり、とても奥が深いものですね。

こうして農家の皆さんが一生懸命育てた農作物なので、JAとしてもその魅力を伝え、しっかりと販売してまいります。まずは、地元産のコメ消費拡大に取り組んでいるところですので、皆さんも、ぜひ地元の農産物をお買い求めください。  
 
2.地域の健康を守るために

当JA管内には、JAグループの仲間である厚生連の病院が2つあります。それぞれ特徴のある病院でもあります。
 豊田厚生病院は、年内に施設を増強させて、さらに質の高い「先進医療」を目指しています。足助病院は中山間地に立地していて、少子高齢化の先進地区でもあり、「こんな地区にあって、先進的な医療制度を提案し続けたい」と早川院長がいつも語っています。

このうち足助病院が、とても興味深い調査結果を発表しました。
 それは「畑仕事はうつになりにくい。さらに認知症の予防にもなる」というもの。主に三河中山間地の2万人を対象に約6500人の回答からまとめたものです。特に65歳以上の高齢者にその傾向が強く、85歳以上ではさらにその傾向が顕著だといいます。
 機会があれば、詳しい調査結果をお知らせしたいと思いますが、「農業・畑仕事」に思わぬ効果・機能があることがわかり、農業の新しい発見が出来てとてもうれしく思っています。高齢者が健康的に、生きがいを持って、安心・安全な暮らしを継続するためには「畑の世話」は大切な要因なのです。これから、高齢者に限らず出来るだけ多くの方に「畑仕事を頑張りましょう!」と呼びかけていきます。

<平成26年10月11日 中日新聞豊田版より> 来年は未(ひつじ)年。群れをなす羊は、家族の健康と安全を示し、いつまでもなかよく平和に暮らす象徴とも言われます。
 未(ひつじ)のように、皆が健康で、そして笑顔で過ごせる一年となるよう祈念して今年最後のコラムとします。

熱田神宮に奉納する大しめ縄づくり(深くつながる伝統行事と農業文化)  

平成26年11月 「お米の新しい提案と、地域とつながる農業をめざして!」

 晩秋をむかえ、この地域の山あいの各地では紅葉や四季桜も見ごろとなり、また自然薯(じねんじょ)などの山の幸を求めて多くの観光客の方でにぎわっています。 
 あらためて、この豊かな自然の奥深さとその恵みである農産物という地域資源の価値の重さを実感したところです。
 こうした環境は、地域に暮らす私たちが守り、そして次の世代に引き継いでいかなければいけない大切な財産ですね。
 
  1.管内の農業情勢について
 お米の作柄について、全体では作況指数で全国101/愛知県99と平年並みに落ち着きましたが、先月もお知らせしたとおりコメ余りや価格安という厳しい状況にあります。

 こうしたことから、少しでも地元米の消費拡大を進めるための取り組みとして、11月より地元米「食べ米キャンペーン」を展開しています。
 さらに、地元米をおいしく食べていただくための提案として、管内で収穫される主力3品種(コシヒカリ・ミネアサヒ・大地の風)をベストミックスした “まるごととよたのお米~こめった米”の販売を開始しました。
 現在、こめったくんが先頭に立ってアピールしていますが、地域の皆さんや太田稔彦豊田市長にもご支援いただきながらPR販売に努めているところです。
 とてもおいしく仕上がっていると思いますので、ぜひお買い求めください。これが好評いただければ、季節ごとにおいしく食べていただけるよう変化を持たせてシリーズ化したいと考えています。

また米作だけに頼らない地域農業の振興策として、一部報道にもありましたとおり、豊田市と連携して2015年度からの畑作物直接支払交付金(通称-ゲタ対策)の要件見直しに対応し、対策に加入できる認定農業者の拡充による小麦・大豆の生産拡大を図ります。

 皆さんは、毎年、地域の田んぼが小麦畑や大豆畑に変わったりしているのを見たことありませんか?
 それが田んぼの有効活用の一環である集団転作(米・小麦・大豆のブロックローテーション)なんですが、これに参加する規模拡大の意欲のある小規模農家を特別に認定農業者として認め、規模の大きい担い手農家と一緒になって、効率のよい農業を支援していこうという取り組みです。

 2.組合員・地域交流について 
 11月もそれぞれ各地域に喜ばれる形でふれあいイベントや地域交流活動を展開しましたが、ご参加していただきましたでしょうか?

 本年度は、少しでも組合員や地域利用者の近くで会話が出来る関係をつくりたいと思って取り組んできました。
  来年2月実施予定の松平地域を残し、ほぼ予定どおり展開することが出来ましたが、どこの会場でも組合員や地域の皆様の笑顔が印象深く、本当にありがたい限りです。

 さてこの年末は、想定もしていなかった衆議院が解散し、安倍政権のこれまでの成果と今後の方向性の是非について審判を行う総選挙となり、大変あわただしい状況になっています。
 こうした中で農業・農協改革の方向性について、農家の皆さんの意見を集約し、地域農業やJAのあり方についてJAグループを通じて提言させていただいたところです。
 JAあいち豊田の基本姿勢は、農業者の「職能組合」と農業者が住む「地域組合」の性格を併せもつ「食と農・くらしを基軸として、地域に根ざした協同組合」をめざし総合事業を展開しています。
 地域農業の発展を通じて豊かな地域づくりに貢献し、JAあいち豊田があって良かったと実感してもらえるよう努めていきたいと思います。

豊田市農ライフ創生センターの開設10周年記念事業で想いを語る柴田組合長

平成26年10月 「農を軸に人と人の交流の輪を広げて行きませんか!」

 朝晩には秋の深まりを感じるようになり、各地で収穫の喜びを祝う行事が行われています。JAあいち豊田も皆様とともに、地域の豊かな自然とその恵みに感謝したいと思います。
 こうした中、私たちにも身近な信仰の山であった御嶽山が噴火し、戦後最悪の火山災害となりました。管内にも亡くなられた方が多数おられ、心よりお悔やみを申し上げます。
 
1.管内の農業情勢について
 台風18号、19号と立て続けに大きな台風がこの近くを通過。
 特に19号は最大級の台風として報道されたため、大変心配しましたが、果樹やナスなどの野菜にキズ被害が見受けられるものの、大きな被害にならなかったことに、ホッと胸をなでおろしています。
  ①お米

 さて「コシヒカリ」については、先月お話ししたとおり、天候不順の影響を受けて“収穫量の減少”“品質等級の下がり”“価格安”の3重苦の状況ですが、中山間地の「ミネアサヒ」「大地の風」についても状況がわかって来ました。
 「ミネアサヒ」は、「コシヒカリ」と同様に天候不順の影響を受けており、“収穫量の減少”“品質等級の下がり”“価格安”の3重苦の状況。ただ、品質は「コシヒカリ」ほどではないのが幸いです。
 期待していた「大地の風」は、品質はまずまずですが、“収穫量の減少”“価格安”の2重苦の状況です。
 しかし、収穫されたお米は、いずれも今年の本当に厳しい気候を乗り切った強いお米たちで、それぞれにおいしく出来上がっています。  そんなことからこの3品種のお米を最適なバランスでブレンドし、地域の元気を象徴する「丸ごと豊田のお米」としてこめったくんと一緒になって新たに販売してまいります。どうぞご期待ください!

  ②果樹

 フルーツの桃は、9月のゴールデンピーチで出荷が終わり、最終的に出荷量なども昨年を上回る状況となりました。
 梨は、これから出荷されるジャンボ梨の「愛宕(あたご)」を残していますが、今のところ昨年に若干とどかない状況。ギフトにも最適なジャンボ梨「愛宕(あたご)」に期待しています。
 皆様も、世界一大きいこの梨をぜひお歳暮などにお買い求めくださいね!

また、秋のフルーツといえば柿。
 今年は高級柿「太秋(たいしゅう)」の出荷を本格化させました。
 この柿は、「富有」「次郎」などとは全く異なるシャリシャリ食感で、果実も大きく甘みも強いのが特徴。
 東海地方で栽培しているところは少く、なかなか手に入らないので、絶対に食べていただきたい逸品です!       
 JAあいち豊田のフルーツは6月の桃にはじまり、ブドウ~柿~12月のジャンボ梨まで、まだまだ味わうことが出来ます。

 2.組合員・地域交流について

 10月~11月には、各地域でふれあいイベントや地域交流活動を展開しています。
 地域ふれあいまつりなどでは、それぞれ各地域で工夫を凝らしたイベントを開催させていただき、どこの会場でも組合員や地域の皆様の笑顔が印象深く、本当にうれしい限りです。
 組合員・地域の方々との交流が、JAにとって何より大切な時間。これから行われるイベントには、せひ参加していただきたいと思います。
 現在、農業・農協改革についてさまざまな意見が上がっています。
 当JAにおいても、農家組合員や生産組織の皆様の声を聞きながら、意見をまとめています。
 積極的な情報発信に努めていますが、まだまだ当JAとして“協同組合の存在意義”や“JAの活動”について説明不足な部分があると思います。

まずは組合員組織として、少しでも組合員の近くで会話が出来る関係をつくりたい。そして、地域ふれあいまつりなどのイベントをそのスタートにしたいと思っていますので、多くの方のご参加をお待ちしています!

将来を担う子供たちにも伝えたい想いがあります!

平成26年9月 「収穫の秋!試練を乗り越え地域の元気に貢献します!」

すっかり秋らしい季節になりました。  季節の変わり目は体調を崩しやすいので、地域のおいしい農産物をしっかり食べて“食欲の秋”“スポーツの秋”を元気に堪能しましょう!              

 
 
 
 
1.管内の農業情勢について
 今年の農作物は各品目とも天候に大きく左右されている状況です。
 7月の高温、台風11号の被害、その後の日照不足により予想以上に悪影響を受けています。

①果樹
・モモ、ナシについては、出荷量が減少したものの品質がよく、販売は好調で昨年を上回るのではないかと期待しています。
・イチジクについては、出荷量が減少やキズの目立ちなどにより厳しい販売状況にあります。
②野菜等
 ナス等の野菜は、全国的にも出荷量の減少により品薄で販売価格高の状況あり、消費者にとっては生活に影響が出ていますね。
③お米
 予想以上に天候の影響が出て来ているのがお米です。収穫された「コシヒカリ」では実入りが悪く、日照不足等も重なって“収穫量の減少”“品質等級の下がり”“価格安”の3重苦の状況です。また中山間地の「ミネアサヒ」についても、コシヒカリほどではないもののカメムシ・穂発芽などによる影響があるようです。これから収穫が始まる「大地の風」についても影響を心配しています。  
 管内では、認定農家である担い手に対して米価格下落に対する補てん制度もあるが、戸別所得補償が半減された中ではそれでも十分ではなく、今年の米農家の経営は一段と厳しいものとなっています。平成26年度に限っては、生産調整参加農家に緊急対策の補てんが実施されるものの効果はあまり期待できません。
 この状況を打開するには、米価を高く誘導するか、もしくは、低価格でも国による所得補償により農家経営を支えるか、のどちらかの選択しかありません。
 先日、当JA管内を視察していただいた西川農林水産大臣には、JAあいち豊田だけの問題ではなく、全国の担い手農家が元気に経営出来るようにしっかり対策を検討して欲しい旨をお願いしました。   

 もちろん、JAあいち豊田としても農家の皆さんが一生懸命に、大切に育てた農産物をしっかりと販売してまいります。あわせて地域の皆様には、今年の厳しい季節を乗りこえ力強く育ったJA管内の農産物をどうか買い支えていただきたくお願い申し上げます。

   2.JA運営について
 JAあいち豊田は、本年度からスタートした第7次中期経営計画で「食と農と暮らしを基軸とした地域協同組合を目指す」としています。難しい課題を一つひとつ整理しながら目標に向かって努力するため、このことについて簡潔にお話しをしたいと思います。
  3つのお手伝い・・・「作るお手伝い」「売るお手伝い」「暮らしを守るお手伝い」

①作るお手伝い
 営農指導をはじめとした営農事業・農業振興。この分野は、選果場や米管理施設(カントリーエレベータ、ライスセンター、育苗センター)、ほっとコーナー等の共同利用施設など多額の資金が必要ですが、JAの使命として効率的にしっかりとお手伝いをしていきます。
②売るお手伝い
 生産された農産物を売る体制として、営農部門による共同出荷(市場)だけでなく、グリーンセンターや産直プラザを拠点とした産直販売など、販売チャンネルの広がりを進めてきました。将来は、これらを一体的に統合した事業形態「JA管内産直(JA管内の地産地消)」に進化させていきたいと思います。
 またもう一つの販売チャンネルであるAコープは、県域協同会社の強みを活かした「県内JA産直(県域の地産地消)」を進めてもらいたい。当JA管内においては、Aコープうねべ店・若林店・下山店にしっかりその役割を果たして欲しいと思います。
③暮らしを守るお手伝い
 JAの「暮らしを守る」という役割は、組合員の皆様と一緒に考えていかなければなりません。広域な管内を持つ当JAでは、地域により課題や文化などが多様にあり、地域ごとに考えていかなければいけないことがたくさんあります。
 それを皆で認識する場として支店を核とした地域コミュニティづくりを進めており、さらに各地域に「地域ふれあい委員会」を設置し、今後、組合員の皆様とともに“小さな協同”を育てていきたいと考えています。
 また、中山間地のライフライン的な事業(生活購買、給油所等)については、暮らしを守るJAの使命として懸命に守りたいと思います。

これからもしっかりと取り組んでまいりますので、皆様のご理解とご協力をお願いします。

平成26年8月 「自然とともに命を育む地域農業をめざして頑張ります!」
8月は、8月9日~10日かけて台風11号が接近し、予想以上に強い風が吹いたため、農産物全体の割合としては比較的小さな被害ですみましたが、それでも予想を超えた被害がありました。
 平坦地ではコシヒカリの一部倒伏、果樹では桃やイチジクの枝折れ、梨「新高」の落果などや施設関係でイチゴ・自然薯のビニールハウスの一部損壊などがありました。また、こうした目に見える被害のほかにも、強風による農産物のキズなどが出荷段階で目立ってきています。
 管内の農業情勢をみると、桃についてはこの台風被害を含めても出荷が大変順調であり、品質も良く、好調だった昨年を上回る状況です。また、梨についてもまずまずのスタートといったところです。
ただ、色のあざやかさで人気のある下山・稲武の小菊は、肝心のお盆需要より前に出荷が集中したため、大変苦戦をしています。
お米の関係では、コシヒカリ・ミネアサヒともに平年より3日ほど生育が早く、8月19日よりコシヒカリの稲刈りが始まっている状況です。このところの天候不順で稲刈りが遅れており、刈遅れや穂発芽が心配なため、早く安定した天候になることを祈っているところです。すでに収穫された新米はピカピカに光った美味しいお米になっています。
ところで現在、コメ価格の低迷が大変に心配され、県下有数の米どころである豊田市・みよし市の生産農家には一段と厳しい状況となっています。これは、“コメ消費の低迷”“年度間のコメ価格の変動”等に加え、今年のコメ作況指数は「102のやや良」(豊作)と見込まれることに伴う過剰在庫の増加などが主な原因であります。

これに対して、コメに係る政策の大幅な変更や国による需給調整の見直しなど、相変わらず“ネコの目農政”で現場が揺れています。こうした状況は、特に担い手の生産農家の大きな痛手となっています。

 JAあいち豊田として、あらゆる販売チャンネルを通じて販売促進に努めていますが、准組合員や地域の皆様におかれましても、地元の美味しいお米をたくさん食べて、生産農家や田園景観に対する応援をしていただきたいと願っています。
 このような状況が続くと地域農業の衰退につながりかねません。今後の対策として、麦・大豆への転作強化を進めるとともに、生産農家を支える生産調整や経営安定対策については、政治的な配慮が欠かせないものと考えています。

9月には、地元選出の八木哲也衆議院議員を通じて、自民党のTPP対策委員長である※西川公也衆議院議員がこの地域の農業について現地視察に来られるので、しっかりと現状をお伝えし政策に反映していただけるよう訴えたいと思います。 ※西川公也議員は、9月3日の内閣改造で農林水産大臣に任命されました。

 

農業は、食べものなどを生産するだけでなく、さまざまな生きものが育つ“住み家”であり、食と農を通じて学ぶ教育の場であり、日本人のくらし・文化の原点でもあります。
 こういう農業が持っている多面的な機能を、生産農家・生産法人の方だけでなく、准組合員や地域の皆様と一緒になって体感・体験し、この地域の農業振興と理解活動をすすめてまいります。皆様の応援をよろしくお願いします。

より迅速に情報発信をするために公式フェイスブックページを開設しました。

平成26年7月 「多様な仲間が参加し支え合う地域農業と協同組合活動をしよう!」

今年は大変暑い夏になっていますが、農産物の出荷は順調にすすんでいます。  7月後半時点で、桃は主力品種の「白鳳」のピークが過ぎ、黄桃品種の「黄美娘(キミコ)」の出荷がピークにあります。今年の桃はとても品質が良く、10年に1度といっていいぐらい美味しくなっているので、ぜひたくさんの方に味わってもらいたいと思います。 また梨の出荷も始まっていて、こちらも非常に品質が良く、これから主力品種の「幸水」が出荷のピークむかえます。その他、ブドウについても「デラウェア」「巨峰」などが順調に出荷されていますので、皆さんに喜んでいただけるものと期待しています。         お米の生育状況も、平地のコシヒカリ・中山間地のミネアサヒとも平年より3日ほど早いペースで元気に育っています。
 しかし、お米の消費が伸びない状況が続いていますので、JAあいち豊田としても引き続き地元産のお米の美味しさをPRし、消費者の皆様にたくさん食べていただけるよう工夫と努力をしていきます。
 先日も現地視察で訪問していただいた山田としお参議院議員には、特に米・麦・大豆を中心とした専業農家や担い手農業者(組織)が困らないよう、政治的にも農業政策的にもしっかりした対応をとって欲しいと伝えました。
 また、地域の消費者の皆様には、地域の自然環境や美しい景観を守ることも含めて、地元農家の皆さんが一生懸命育てた地元の美味しいお米をたくさん食べてもらいたいと思います。
   さて、農協改革については先月にもお話ししたとおりですが、今まさにマスメディアを通じてさまざまな議論が交わされています。また、年明けには農協法の改正案が議論されることを踏まえると、JAグループとして早急に自主的な改革案を取りまとめる必要があると考えています。
 こういった中で、地域農業の振興のためにはJAあいち豊田としても自発的に情報発信を行う必要があると感じています。
 先日も、この問題を真剣に考えてくださる地元選出の八木哲也衆議院議員を通じて先ほど紹介しました現地視察会を行ったところであり、今後も継続して地域農業の実態や農業者の声を伝える活動に取り組んでいきます。 
  加えて、地域農業は農業者だけでは発展させることが出来ません。地域の消費者の皆さんの理解と支援があってこそ、魅力的な地域農業が展開出来ると思いますので、引き続き生産者と消費者の交流活動などを通じた組合員加入促進(仲間づくり)にも努めていきます。  
  いずれにしても、JA組織の原点は、担い手農家・農業法人や生産部会などの農業者組織・女性など多くの組合員の声を活かし、地域農業の発展を通じて豊かな地域づくりに貢献することにあります。 JAあいち豊田があって良かったと実感してもらえるよう、これからもさまざまなイベントや企画も提案してまいりますので、組合員・地域の皆様にはぜひ参加していただきたいと思います。

<JAあいち豊田女性部による食農教育活動「ちゃぐりんキッズクラブ」の活動の様子>
平成26年6月 「通常総代会が終了し平成26年度が本格始動!元気な農業を目指して」

皆様、いかがお過ごしですか?  当JA管内の農作物の状況をみますと、平年より4日ほど早く梅雨入りしたものの、予想外に安定した天候に恵まれ、ほとんどの作物が順調に生育しています。  麦は収穫も終わり、新しく栽培した品種「きぬあかり」の作付けが拡大して全体に収量増ですし、品質は何とか1等に合格できるようだと、現場の職員が最後の乾燥調製に頑張っています。この「きぬあかり」愛知県のオリジナル品種。麺類に評判がいいので、これからが楽しみです。 また6月に入ってから、4日には下山の小菊の出荷が始まり、5日に猿投のスイカ、13日にナス、16日に馬鈴薯、20日頃には早生品種の桃「ちよひめ」と、さまざまな農産物の出荷が順調に始まっている状況です。地域の皆様には、ぜひグリーンセンターや産直プラザなどでのお買い物を楽しんで下さい。
 お米については、今年は害虫であるカメムシの発生が多い予測となっており、注意喚起・防除対策の営農指導の徹底により、秋には美味しいお米を皆様の食卓にお届けできるよう農家の皆様と一体となって努めているところです。    さて、6月21日(土)に第22回通常総代会を開催し、提出させていただいた決算報告及び平成26年度事業計画など全10議案が承認され、いよいよ正式に平成26事業年度が始動しました。
 皆様もニュース報道等でご存知のとおり、農業およびJAを取りまく環境は大きく変わろうとしています。
 今後の国の農業政策の舵取りによっては、地域農業のあり方や暮らしなどについても大きな影響がある可能性も考えられますが、私たちは、今回示した将来ビジョンについて、自信と信念を持って取り組んでまいります。 ここでJAあいち豊田の将来ビジョンなどについて、簡単にご紹介します。

<地域の拠点づくり>
 JAあいち豊田の管内は愛知県下5分の1にも及ぶ広大なエリアをかかえ、平野部から中山間地域まで、その風土や生活環境、農業生産物などが大きく異なります。そこで常に組合員や地域に身近なJAであり続けるため、平成24年度に実施した合併10周年記念事業を契機に、支店だよりの発行や交流イベント(1支店1協同活動等)など、それぞれの地域の特徴を活かした組織活動と体制づくりに努めてきました。
 平成26年度からは組織機構を一新し、ふれあい振興部や支店ブロック制の導入により地域ふれあい活動を強化してまいります。さらに、施設面でも保見支店の新築リニューアルや松平地域の施設再編などにおいて、支店を中心として、さらに料理教室など組合員活動の拠点となる施設の整備も進めていきます。

 

<仲間づくり>
 これまで約3年間、グリーンセンターや産直プラザをご利用いただく方を中心に、組合員への加入をお願いし、多くのご利用者に准組合員としてご加入いただいた結果、この6月末には組合員総数が6万人を超える見込みです。
 私たちJAが、ご利用者の皆様に組合員への加入をお願いするのには2つの理由があります。
 1つは、協同組合組織であるJAは、法令に基づき組合員利用を前提として事業を展開しているため。もう1つは、JAあいち豊田管内の農業情勢を踏まえ、離農や担い手不足により衰退する農業から脱却し、持続可能な地域農業の振興を図るためには、地域の農家が育てた農産物を地域の消費者たる准組合員の皆様を中心に買い支えていただける地産地消型農業の展開が必要なのです。まだまだ取り組みが不十分だと思いますが、今後、農業者たる正組合員と消費者たる准組合員の交流機会を増やし、お互いの理解を深められるように努めてまいります。准組合員の皆様には、ぜひとも地域の農業・農産物に関心を持っていただきたいと思います。

<環境保全型農業の推進>
 景観、自然環境、里山や水田ダム効果など、農業には古くて新しい社会的価値がたくさん存在します。これまで経済発展の中で見過ごされて来たこの社会的価値が、年々見直されており、これを守るのもJAの責務と考えています。
 前回のコラムでご紹介したとおり、私はこの地域で「赤とんぼ」の飛び交うような農業を推進していきたいと考えています。
 このため、数年前から「赤トンボの会」として当JAや豊田・みよし市の両市や県の行政を中心に準備をし、今年4月に「豊田・みよし環境保全型農業推進協議会」を設立、活動をスタートさせました。
 食料供給や環境保全など「農」のもたらす多様な恩恵を理解し、「農」を育み、消費者ニーズにあった農産物を生産することによって心豊かな暮らしを実現することを目的にしています。地域の皆様と一緒に、夢のある農業を実現したいと思っていますので、引き続き情報を発信してまいります。

6月24日に下山地域の田んぼで生き物観察会などを行いました(写真は柴田組合長)

 

<農業・農協改革の動向について>
 農協改革の動向については、この程、政府・与党により一つの方向が示されたので、ここまでの経過を総括し整理してみます。
 規制改革会議の改革案に基づき ①JA組織の見直し ②農業委員会の見直し ③農業生産法人のあり方の見直しの3点セットの内容について、それぞれ激しい議論がありました。
  ①JA組織の見直し
  ・ 中央会の廃止の議論については、農協法の枠組みの中で新たな組織に移行する方針が示され、JAグループ自ら組織討議をして年内には結論を出す方向となりました。
  ・ 全農の株式会社化については、共同出荷・共同仕入などが独占禁止法に抵触する恐れがあり、農産物供給という全国のJA・JAグループの責務が果たせなくなる可能性もあることから、課題整理が済むまで事実上の先送りとなりました。
  ・ 信用・共済事業の分離(農林中金や全共連への事務移管)と農業専業化については、JAグループ自らの改革案を尊重し選択される方向です。その中で提起された農産物の組合員からの買取販売の拡大については、私たちJAとしても取り組むべき課題と認識しています。
  ・ 理事会の見直しについては、認定農業者・担い手・女性などの理事への登用が求められています。
  ・ 准組合員の利用制限については、現実にJAの各事業が地域のライフラインとして機能しており、地域のくらしに与える影響が大きいことから、一定のルールを導入する方向で検討されている。これについては、地域の実態を踏まえ現実的な対応を求めてまいります。
  ②農業委員会の見直しは、選挙制を廃止し、定数を削減したうえで認定農業者を中心に議会の承認を得て市長(首長)が選任する方向にあります。
  ③農業生産法人のあり方の見直し  企業の農地取得による参入を旨とする農業生産法人のあり方の見直しについては、現行でも借地農地による法人の農業参入が出来ることもあり、今回は見送られることとなりました。
 農地保全は、単に生産効率の面だけでなく、自然環境や景観を含めた農業の多面的な機能を含めて検討していくべきものであり、いつまでも経済界と農業者団体とが対立する議論を続けている場合ではないと思います。
 将来にわたり、国民の「食」とこの財産たる「農地」をいかに守り活用するのかという本質的な議論をし、お互いが責任を持って協力関係を築くことが必要だと考えます。 今回の国政における議論について、反省すべき点は謙虚に受け止め、さまざまな角度から検証するとともに、今後5年間で農業改革が進められることになるので、将来の日本農業を見すえて、当JAとしても農家・組合員のためになる改革について議論を深め、提言していきたいと思います。

平成26年5月 「地域の食やくらしを守るための農業改革が大切です!」

豊田みよしの水田地帯が「麦秋」をむかえています。 水を張った田んぼには早苗が元気に育ちはじめ、その横でまさに小麦色した小麦の穂がゆっくりとゆれています。
 素晴らしいコントラストの田園風景ですよね。
 そして、田植えも一段落した農家の皆さんは、これからは野菜や果物の出荷にむけてますます忙しい季節になります。
 まだ、暑さにもなれていません。体調には十分気をつけて農作業にはげんでください。 さて、国の形を変えかねないTPP交渉の重大局面に、反対勢力のJAを解体もしくは骨抜きにして、農業委員会も見直し、もっと企業が自由に農地取得したりして農業に算入できるようにしようという、いま大きな嵐が吹いています。政府の諮問機関である規制改革会議がそんな提案をしているのです。
  JAはTPP交渉に関しては「断固反対」ではなく、このTPP交渉の結果が国民の食糧安全保障を担保できるか、日本農業が壊滅的打撃を受けないのか、その確認の議論をしているのです。 特に「軍事力」「エネルギー」「食料」の3つが最も重要な国家戦略ですが、その「食料」が、自給率を含めて危ないのです。
 今や、お金を出しても手に入らなくなってしまうであろう食料・国民の胃袋を海外に依存しようとしているのです。反対勢力ではなく、食料供給の責任団体として議論を投げかけているのです。
  そして、規制改革会議の提案は、①JA事業から金融や共済を分離させる(金融などの利益をほかの赤字部門に流用するのはけしからん)②准組合員の利用制限(准組合員の利用が多すぎる)③全農の株式会社化④中央会制度の廃止など、地方や現場を知らない人たちの勝手な意見としか思えません。
 全国の農山村を含む地域経済の多くはJAが支えており、この内容ではますます地域が疲弊してしまう恐れがあると思うのです。 現場の実態を認識しないで議論が進むのは大変疑問を感じています。
 そもそも、JA組織は民間組織であり、その構成員であり、運営者であり、利用者である組合員が、自らの判断で事業改革するのが本来の姿だと思います。 もちろん、地域農業を元気にしていくことがJAの最大の責務であり、私としても率先して取り組んでいますが、同時に組合員の暮らしを守ることも同様に重要な任務です。そのために金融・共済を含めた総合事業を展開していく必要があると考えています。
  これらの提案が6月中には政府案に盛り込まれるといわれています。 限られた時間の中で、こうしたわたくしたちの立場を理解していただくべく、関係する国会議員の先生方と会談を行うなど、国政の場に強く訴えています。皆様にもご理解と応援をお願いします。
  最後に、私が目指す農業と地域のビジョンについてご紹介したいと思います。
 これは、6月1日の日本農業新聞に掲載された論説記事ですが、記事にあるような地域農業をみんなで目指しませんか!
 現在、JAあいち豊田では、この記事にあるような取り組みをはじめており、また改めてその取り組みを紹介させていただきます。きっと素敵な地域を次の世代に残していけると思います。

 
 平成26年4月 「魅力ある農業・農産物は地域みんなの財産です!」

周りでは、田植えも始まり、麦の収穫ももうすぐといった季節となりました。新年度になり、気持ちを新たに、よろしくお願い申し上げます。  さて、TPP交渉では、オバマ米国大統領が来日し、激しい交渉が行われましたが、合意には至らず、動向を見守っているところです。
 そんな時期に、先日、地元選出の八木衆議院議員後援会があり、記念講演に甘利経済再生担当大臣が来られました。TPP交渉の疲れもみせず、講演の中では、農業についても、農業を成長産業に!農産物輸出大国であるアメリカやオランダに続くくらいの農産物輸出大国を目指そうなど、元気に語られていました。 その後に行われた大臣との懇親会では、地元経済界の方々からTPP交渉などについて様々な意見や要望がありました。
 甘利大臣からは、農業問題について、沖縄諸島のサトウキビの例に、農業(サトウキビなど)しか産業として成り立たない地域もある、こうした地域での生活基盤がなくなると国土維持・防衛もままならなくなる・・・単なる経済問題としてみてはいけない、もっと大きな視点で考えないといけないことがあるとのお言葉がありました。
 私も農業団体を代表して、農業を一般経済と同じ論理で語るのではなく、農業に対する理解を深めていただきたい旨、次のとおり申し伝えさせていただきました。  「まず、TPP交渉については動向を注視しているが、関税で日本農業のすべてを守るには限界もあるし、今のままの農業でいいとも思っていません。当然、農業界としての努力もしていかなければならないことがたくさんあることを認識しています。
 私が今、将来の日本農業・地域農業のあり方を考える中で参考しているのが、ヨーロッパ諸国の農業です。
 ヨーロッパ諸国では、農業に対する国民的理解がとても深く、国民が地域の農業を支えています。我々としても地域や国民の皆さんに農業を理解してもらう努力していきますが、国としても一緒に取り組んでもらいたいと思います。 また農業には、攻める分野・新たに開拓していく分野・どうしても保護しなければいけない分野があります。
 従って、攻めたりチャレンジするために成長支援(農業政策や補助金などの国内対策)する分野と関税で守らなければいけない分野(外交対策)を整理し、パッケージで対策を進め、強い日本農業にしていっていただきたいと思います。
  さらに、食料自給の問題について、日本人の体の成分は4割しか国産で成り立ってないので、もっと国産比率を高めるべきだと考えます。
 食料はエネルギー政策・防衛政策と並ぶ国にとって最重要な国家戦略物資であるにも関わらず、その位置づけが低いと感じています。
 国民の安心・安全を考える中で、ここでも、やはり農業・食料自給に対する理解が不足しており、今後も、強く訴えていきたいと思います。」  

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