お知らせ

病院ボランティアを10年/JAあいち豊田助け合いの会

2018.11.29

JAあいち豊田助け合いの会「ふれあいの輪」が行っている病院ボランティアの活動が10年を経過し、地域医療に欠かせない存在として患者や病院関係者に喜ばれています。

同会が活動するのはJA愛知厚生連の豊田厚生病院と足助病院で、同会会員がほぼ毎日病院での診察受付の手伝いや病院施設の案内、車いすの介助などを行っています。この他にも、院内に設置している生け花の飾り付けの手伝いなど、院内を華やかに彩る雰囲気作りにも一役買っています。会員は同JA女性組織が呼びかけて集ったボランティア37人で構成されていて、身に着けているピンクの花柄エプロン姿がメンバーのトレードマークです。豊田厚生病院のボランティアコーディネーター渡邊豊子さんは活動について「利用者の体のつらいとき手を差し伸べてくれる存在で、活動がない日には、ボランティアさんがいないことを嘆く利用者もいます」と話しています。

同会の設立は10年前で、豊田厚生病院の移設に伴い有志で活動を開始しました。サービス向上のため恒常的な研修も行っています。技術や知識を学ぶ勉強会や、自動体外式除細動器(AED)の使用方法、防災についてなど講演会を行ってきました。また、社会福祉協議会や地域のボランティア団体とも連携し、東日本大震災の被災地への支援物資の収集や仕分けなどの活動や認知症サポーターの育成、他団体との交流学習など多方面で活躍しており、今後も地域にふれあいの輪を広げていきます。

写真=エプロン姿で車いすを押す助け合いの会会員