お知らせ

令和4年3月号「小菊農家の梶孝光さんが緑白綬有功章を受章」

2022.03.30

 桜の花が満開を迎え、この地域にも春がやってきました。そんな折、とてもうれしいニュースをいただきました。
 3月16日、公益社団法人の大日本農会が令和3年度の農事功績表彰者を発表し、豊田市下山地区で小菊栽培と繁殖和牛の複合経営をする梶孝光さんが緑白綬有功章を受章しました。3月25日には愛知県庁をはじめ豊田市役所や当JAにもお越しになり、受章の報告をいただきました。
 この表彰は、秋篠宮皇嗣殿下が総裁の大日本農会が行う事業の一つで、地域農業の発展に貢献し、現に優良な農業経営を行う農業者の功績を讃えるものです。梶さんは、土づくりや栽培方法で省力化と品質向上を同時に実現したことに加え、JA下山高原生花生産組合の組合長として安定出荷のための技術指導や後継者育成で、県内最大の小菊の共選共販体制を築くなどが高く評価され受章となりました。豊田市の農業者が受章するのは平成19年度以来の快挙です。梶さんには、心からのお祝いとJAとして感謝の気持ちを伝えさせていただきました。
 豊田市下山地区の小菊栽培を牽引してきた梶さんは現在72歳。エネルギーがみなぎり、会うたびにこちらも元気をいただいています。今後も健康に留意していただき、この地域の農業を支えてもらいたいと思います。

 

 まもなく桃や梨の花が咲き、本格的な果樹栽培のシーズンが到来します。桃は満開となる4月7日頃から授粉作業を始め、その後は梨の作業と続きます。水稲では、すでに苗づくりを開始しました。JAでは今年、育苗箱約16万枚分の苗を育て農家に供給する計画です。田植えは、猿投地区の4月上旬を皮切りに、下旬には豊田市・みよし市の各地で始まります。実りの多い年になるよう、農家のサポートをしていきます。

 さて、新年度を迎えるにあたり、JAは地域農業振興という果たすべき役割を実践するため組織体制の一部を見直します。これからも組合員の皆さまの声をもとに、環境変化に対応し、組合員・地域住民に選ばれるJAとして存在意義を示していきたいと思います。