JAあいち豊田について

組合長コラム

代表理事組合長 石川 尚人

令和4年9月号「米価、2年続いた下落から上昇へ」

 稲刈りシーズンが終盤を迎え、令和4年産の米価の状況が明らかになってきました。農家の皆さんの収入となる生産者仮渡金は、全国的に見ると作付け状況などで上げ幅に差はありますが前年を上回る産地が目立ちます。当JA管内でも、昨年価格が下がった銘柄については1俵あたり700円から800円上がる見込みとなっています。
 今年産は各産地が転作拡大を進め、主食用米の栽培面積は前年から約4万ヘクタール減少し、国が需給安定に必要とする水準を達成したことに加え、資材価格の高騰などによる稲作経営への影響を少しでも緩和できるよう価格に反映しました。
 輸入にたよる原料を使った食品のほとんどが値上げをする中、米は例外的に価格低迷が続いていました。米の在庫量や需要回復には不安要素もありますが、2年続いた米価の下落から上昇に転じ、ひとまず安心するところです。

 日本農業新聞に「農林水産省の試算では茶碗1杯の米の値段は約24円で、仮に米価が1割上がっても上げ幅は1杯2円にとどまる。米は家計にやさしく、国内で自給できる数少ない品目。安定的に生産され、いつでも購入できる。このような環境が貴重であることを多くの方に知ってもらいたい」との記載がありました。米の消費拡大は、日本の米を守り未来につなぐことです。そしてJAにとって重要な活動の1つです。コロナ禍やウクライナ情勢で浮き彫りとなった食料安全保障の面でも、米の生産が滞ることの無いよう力を尽くすとともに、自給可能な米の重要性を多くの方に理解していただきたいと思います。

 さて、当JAにおいても多くの方に美味しいお米を食べていただきたく10月5日から9日までの5日間、グリーンセンターと産直プラザで「新米祭り」を開催します。ぜひ、地元の新米を味わってもらい、地産地消を通じて地域農業を応援していただきたいと思います。

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