JAあいち豊田について

令和2年1月号 「風景は百姓仕事がつくる」

2020.01.01

 

 私の農業、営農指導の師匠である、福岡県の宇根豊さんがドイツへ出かけて行った時の話です。それは・・・

 村の多くの人たちが、少し高いけれどその村のリンゴジュースを買い求めている。

 なぜ、高いものを買うの?そのジュースは特別の栄養があるの?特別においしいの?栽培方法がちがうのかな?・・・と質問すると、

 「いいえ、私たちが、このリンゴジュースを買うことで、この素晴らしいリンゴ畑の風景を守ることができるのよ。当然でしょ!」と答えが返ってきた。

・・・この「当然でしょ!」という言葉に感激しました。(欧州ではよくある話だそうです)

・・・このリンゴの風景を、この豊田でリンゴに変わるものはなんだ。

 桃、ナシ、里山ですか・・・

 こういう、リンゴジュースで買い支える仕組みを、この豊田、みよしで作りたい。まずはコメから始めて、他の作物に広げたい、と強く思いました。

すると・・・

 国内にもいい事例がありました、視察にも行きました。

○佐渡の「朱鷺と暮らす里」のコメ作り

○兵庫県豊岡の「コウノトリ育む農法」のコメ作り

 ある農家さんから「豊田にもコウノトリに代わるものがほしい」「うらやましい」の一言。これで心が決まりました。

 

 今や、絶滅に近いほど激減した「赤とんぼの復活」を夢見て、紅葉で有名な香嵐渓の「赤」にちなんで赤とんぼに登場してもらうことにしました。

 

 そして、徐々に作る仲間や、食べる仲間が増えてきました。

 WE LOVEとよたの仲間が増えてきたのです。

 赤トンボの舞う風景は、百姓仕事がつくるのです。その風景を守り、支えるのが、少し高いけど「赤とんぼ米」を食べてくれる皆さんです。

 赤とんぼ米を食べましょうコメ農家の私も買って食べています。うまい