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環境にやさしい農業で安全・安心な米作りへ/第1回生き物観察会/JAあいち豊田など

2014.06.24

美しい自然を生かした環境保全型農業を広めるために、豊田・みよし環境保全型農業推進協議会は6月24日、豊田市花沢町で水田とその周辺に生息する生き物を調査するため、「第1回生き物観察会」を開いた。会員となるJAあいち豊田役職員や豊田市、みよし市の職員、各試験依頼農家、愛知県豊田加茂農林水産事務所農業改良普及課の職員ら合わせて64人が参加した。

この日、同町の試験ほ場で慣行区と試験区で、これまで以上に環境にやさしい箱剤に切り替えた場合の生物多様性に関する試験の経過調査が行われた。参加した職員らは補虫網を手に水辺の生き物を採取。30分かけてホウネンエビやコシマゲンゴロウなどの生物を確認し、環境科学博士の谷幸三氏から水田とその周辺に住む生き物の生態について詳しい説明を受けた。今回は基準を設けるための調査で、同様の調査は今後5年間続けていく予定だ。

同協議会は、豊田・みよし市において食料供給や環境保全など「農」のもたらす多様な恩恵を理解し、「農」を育み消費者ニーズにあった農産物を生産することによって豊かな暮らしを実現することを目的に設置。水田は、多種類の生物が食物連鎖で繋がりながら生活しているため、生物多様性を維持するにはなくてはならない場所となっている。同協議会の会長でもある同JA柴田文志組合長は「消費者の理解を得るためには生き物観察は良いツール。今後、徐々にほ場を増やし、赤とんぼがたくさん舞う環境にやさしい米づくりをしていきたい」と環境保全型農業の取り組みに熱が入る。