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翌年の本格作付に向けて「きぬあかり」の種子を栽培/小麦種子審査会/採種部会豊田支部

2014.07.23

採種部会豊田支部は7月23日、豊田市上郷町にあるJAあいち豊田上郷カントリーエレベーターで2014年産の小麦種子審査会を開き、愛知県豊田加茂農林水産事務所農業改良普及課や同JAの職員など11人が出席した。

これは、翌年に向けて同支部が約35ヘクタールで生産してきた小麦「きぬあかり」の種子の生産物審査を行うもの。同支部が「きぬあかり」の種子生産を行うのは今年度が初めて。同JA管内では「農林61号」を中心に小麦栽培を行ってきたが、来年度からは多収量が見込める品種「きぬあかり」の栽培に切り替える予定だ。今年度の「きぬあかり」の種子栽培は、は種期に雨量が多く5月の気温が低く推移したものの、6月以降は持ち直し生育は順調だ。

この日は、同農業改良普及課の横井信行班長が6月10日から6日間かけて収穫された種子を審査した。発芽率90%以上が条件である発芽試験をクリアした「きぬあかり」の種子が収穫日や乾燥機ごとに分けて専用の丸カルトンに入れられ、横井班長は色や異品種種子の混入がないかなどを丁寧に確認。全ての種子が適性であると審査された。この日の小麦種子は、愛知県米麦振興協会を通じて愛知県内の2015年産「きぬあかり」種子として生産者にいきわたる予定だ。

種子生産は食用に比べて高い生産技術が求められ、同支部では農事組合法人桝塚会が栽培を担っている。同会では「きぬあかり」種子生産ほ場を集約して他品種が混ざりにくい環境を作り出し、肥培管理や異品種除去などに力を注いで良質な種子を生産。地域生産者からの厚い信頼を得て安全・安心な地域農業の実現に向けて貢献している。同JA管内では2014年度に食用小麦「農林61号」「イワイノダイチ」などを約800ヘクタールで栽培・出荷している。