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柿「太秋(たいしゅう)」本格化へ/JAあいち豊田柿部会

2014.10.15

JAあいち豊田柿部会は、今年から柿「太秋」の出荷を本格化させた。同部会では、JA専門技術員らの提案を受け、5年前から同品種を導入。接ぎ木や苗木により栽培規模を増やし、現在は55アールまで拡大。昨年から共選出荷を始め、今年は10月18日から市場出荷を始め、昨年の約5倍の650キログラムの出荷を見込んでいる。

柿「太秋」は、94年に農林認定を受けた品種で、大きいものは500グラム以上の大果で甘みが強いのが特徴の高級柿。従来の品種と異なり梨のようなサクサクとした食感で、新たな需要を生み出す期待の品種として同部会も栽培を開始。樹の生育にともない着果量も増加し、本格的な販売にこぎつけた。

出荷直前の同15日には、部会員をはじめ市場担当者やJA職員などあわせて14人が参加して太秋の目ぞろえ会を開いた。部会員が持ち寄ったサンプルを使い、サイズや熟度など出荷規格を統一した。この地域では流通量も少なく、消費者に認知されていない同品種。甘みが増すと条紋と呼ばれる黒い筋が円状に現れることや果実の一部が緑の状態でも収穫適期となる品種特性をどうやって消費者に伝えていくかも市場担当者を交えて検討した。今年は、10月末まで名古屋市の市場などに出荷。同JA選果場に併設した直売所でも、昨年並みの3キログラム1箱2500円前後(9玉入り)で販売する予定だ。同部会の梅村釼二部会長は「太秋は、食べてもらえばその味に納得してもらえる柿。良いものを出荷し多くの人にファンになってもらいたい」と話していた。

JAあいち豊田柿部会では、現在9戸の農家が約330アールで柿「太秋」「富有」「次郎」を栽培。今年はあわせて約21トンを共選出荷する予定だ。