ニューストピックス

種子生産者のほ場で栽培状況を審査/種子用小麦「農林61号」/種子審査会

2012.06.07

豊田市南部に広がる田園地帯で、小麦の種子栽培を行う農事組合法人桝塚会と、農業生産法人株式会社中甲は6月7日、種子審査員による小麦のほ場審査を受け、今年度の種子生産が順調に進んでいることを確認した。

これは、主要農産物の種子生産に関する法規に基づいて行われたもの。品種の純粋性や高い発芽率が要求される種子の生産には、栽培から収穫、乾燥・調製等にいたるまで厳密な規定があり、栽培中の採種ほ場を回り審査する「ほ場審査」は、小麦種子の場合出穂期と成熟期の2回行い、その審査に合格したものは収穫後「生産物審査」を受け、厳しい基準に適合したものだけが種子として認められる。

この日は、種子審査員の資格を持つ愛知県豊田加茂農林水産事務所農業改良普及課の職員らが、両法人が生産する種子用小麦「農林61号」の栽培状況を、ほ場ごとに審査した。審査では、他の小麦と生育が違うなどの突然変異の疑いがある株の除去や、適切に除草が行われているかなどを確認。また、発生すると種子として流通させることができなくなる特定病害虫「なまぐさ黒穂」の発生を中心に確認した。審査講評では、審査員からそれぞれのほ場の刈り取り時期の目安が報告され、適期収穫を呼びかけた。

今後は6月中旬ごろから収穫を行い、2012年産「農林61号」の小麦種子として約94トンを愛知県米麦振興協会に出荷する予定だ。