JAあいち豊田グリーンセンター松平店は10月21日、豊田市松平志賀町にある同JA松平営農センターで救命講習会を開き同店の職員ら17人が参加した。
これは、同月29日にリニューアルオープンを控えた同店が組合員や地域住民が安心して来店できる店舗を目指して開いたもの。応急手当やAED(自動体外式除細動器)の使用方法を学ぶことで、いざという時に対応できる職員を育成する。3年前には、同JAグリーンセンター藤岡店で、心肺停止となった来店客を職員らの救命処置で救ったことから、同JAでは、救急事案が発生することを想定し、事業所へのAED設置とともに職員向けの救命講習実施に力を入れている。
この日は豊田市中消防署松平出張所の救命士を講師に普通救命講習Ⅰという講習会を開いた。同JA職員のほかテナントとして入る店舗の担当者も加わり、来店客が心肺停止になった状況を想定して行った。映像で応急手当の流れを確認したあと、2つのグループに分かれ人形を使って実習し、不明な点を救命士に確認しながら約3時間かけて緊急時の心構えや基本的な技術を学んだ。同JAの森下グリーン課長は「多くの職員が講習を受けることで、迅速な対応につながる。消防とも連携を図り、このような講習を通じて職員の意識向上も図っていきたい」と話していた。