JAあいち豊田は10月25日、組合員・地域との絆強化に向けた地域交流活動の1つ「小原ふれあいまつり」を同JA小原支店で開いた。イベントでは、地域おこしグループ「あいらぶ小原」と協力し、漬物コンテストを開催。多くの来場者が、工夫をこらした漬物の味に舌鼓をうった。
ふれあいまつりは、同JAが今年度から始めた活動で、管内12地域で開催。組合員の参画や地域の特徴を活かしたイベントとなるよう同JAふれあい振興部地域担当が中心となり企画している。今回イベントを開いた豊田市小原地区は高齢化や過疎化が進む中山間地域。地域おこしを目的に漬物コンテストなどの活動を行う同グループと協力することで地域活性化に貢献しようと同イベントでの開催を決定。グループ代表の海老澤咲子さんもイベント企画から参加し、準備を進めてきた。
この日の漬物コンテストには同地区に住むJA組合員ら15人があわせて32品の手作り漬物を出品。会場には、ナスやウリをはじめジネンジョやワラビなど中山間地域ならではの漬物が並んだ。審査は来場者が担当し、試食に使った箸で投票。受付で炊き立てご飯を受け取り、1品ずつ試食しながらお気に入りの漬物を選んでいった。また、出品者も会場にかけつけ、こだわりの漬物を来場者に説明しながらPRした。90人が投票したコンテストは、愛知県の伝統野菜カリモリの漬物を出品した豊田市大平町の水野保江さんが優勝した。来場者の1人は、「同じ野菜を使っていてもいろいろな漬け方があって楽しい。ご飯にはやっぱり漬物だと実感できる美味しさだ」と話していた。