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JAと行政が鳥獣害対策で連携/鳥獣被害対策研修会を開催/JAあいち豊田

2012.06.12

管内の6割以上が中山間地に相当するJAあいち豊田は6月11日と同12日、豊田市西町にある同JA本店ふれあいホールで「鳥獣被害対策研修会」を開き、同JAの生産資材購買施設などに勤務する職員らが両日あわせて45人出席した。

これは防除や行政の補助金制度など鳥獣害に関する広い知識を持つ職員を育成するため、昨年から開いているもの。愛知県および豊田市の職員を講師とした研修を行うことで、情報の共有や行政との連携を強化し、組合員の鳥獣害対策をきめ細かくサポートする体制作りを目指している。

研修では豊田市農政課の職員が昨年度の鳥獣による農作物被害状況や同市が現在行っている鳥獣害対策に関する支援制度について説明。続いて愛知県農業総合試験場企画普及部広域指導室の小出哲哉主任専門員が獣害対策として電気柵について説明し、電気柵の種類や設置のポイント、注意点などを話した。また、愛知県豊田加茂農林水産事務所の職員からは最近同市内の平坦地でも被害が発生したヌートリアの生態や捕獲についての説明を受けた。同JA農業振興部の神谷秀典部長は「鳥獣による被害対策についてしっかり勉強してもらい、組合員の皆さんにプラスになるような知識をつけてもらいたい」と職員に呼びかけた。

 豊田市では昨年度約3,600件の鳥獣による被害が発生したが、防除対策率は年々高くなってきている。同JAではイノシシ用電気牧柵助成金交付制度を実施するなど、毎年増え続ける鳥獣による農作物への被害を減少させるための取り組みを行っている。今後は同月19日に同JA職員を対象とした平坦地向けの同研修会を行う予定だ。