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校庭にあるビオトープで田植え体験/豊田市立寿恵野小学校/JAあいち豊田上郷営農センター

2012.06.13

自然界の仕組みやルールを見つけようと12年前に校内にビオトープを設置し、その中の一部を使って10年前から無農薬で米作りに取り組む豊田市鴛鴨町の同市立寿恵野小5年生児童107人が6月13日、手植えによる田植え体験を行った。

これは総合学習の一環として米作りを児童らに学んでもらい、農業の大切さや農家の苦労、収穫の喜びを知ってもらおうと地元農家とJAあいち豊田が協力して行っているもの。この日の苗は、児童らが籾から育てた「大地の風」と、もち米「十五夜糯」の2種類。児童らはこの日のために校内ビオトープの一部の水田の田起こしや草取りを行い準備してきた。

この日児童らは、地元農家の大橋鋭誌さんから説明を受けた後、校内のビオトープ内に作られた水田に「大地の風」ともち米「十五夜糯」を約30分かけて丁寧に植えていった。豊作を祈ったのぼりを立て、自分で作ったカサをかぶり、地元の祭礼で使う曲を流しながら田植えを行った。田植えを終えた児童らは「おいしいお米ができるように毎日観察したい」「ザリガニやアメンボがたくさんいた」と話していた。また、大橋さんは「普段みんなが食べているお米はたくさんの作業を経て食卓に並びます。種まきから作業した大事な苗なので思いをこめて植えてください」と話していた。今後は児童らが管理を行い、10月には手刈りによる収穫・ハザカケ・脱穀といった作業体験をし、冬に試食会を行う予定だ。

同校はビオトープを利用した米作りや生物・環境の学習に取り組んでいる。昨年度は(財)日本生態系協会が主催する「全国学校・園庭ビオトープコンクール2011」で環境大臣賞を受賞した。