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地域ぐるみで鳥獣害防げ/豊田市大平集落で勉強会/JAあいち豊田

2015.03.26

0326taiheichochoujyugai鳥獣被害を地域ぐるみで食い止めようと3月26日、豊田市小原地区の大平集落で、「鳥獣害に負けない集落を目指そう」と題した集落勉強会が大平公民館で開催された。昨年秋から定期的に勉強会が開かれており今回は具体的な対策が話し合われた。JAあいち豊田が呼びかけ県、市、同集落の50件ほどの農家が参加する。

同集落では平成22年から4年をかけ集落のおもだった耕作地帯をぐるりと囲む全長約8キロの防護柵を行政の補助を受けながら設置。しかしながら柵の設置距離が長い上、足場の悪い山間の斜面に及ぶため、その保全が十分に行き届かず現在ではイノシシによる柵の破壊や掘り返しによりその侵入を許しているのが現状だ。参加農家とJA行政担当は、現在設置されている防護柵の設置状況をくまなく歩いて現地を調査。地図上に問題点を落とし込み対応策を練ってきた。防護柵を有効に活用するには定期的な見回りと、その都度当番者が修繕を施してその情報を皆で共有していくことが欠かせない。会議ではこの仕組みを大平地区で作っていこうとの提案が出された。

同集落は豊田市北部の岐阜県境に位置する山々に囲まれた集落。高齢化が進みながらも中山間のほ場では水稲やバレイショなどの畑作も盛んに行われている。中山間地を多く抱える豊田市では鳥獣害被害額が毎年5000万円に上り、そのうち大平集落のある小原地区だけでも700~1000万円と被害は深刻。個々の農家だけでは難しい鳥獣害対策を地域ぐるみで解決をめざす取り組みは新たな一歩を踏み出そうとしている。