ニューストピックス

ミツバチに気持ちを込め願う/開花に合わせ梨の受粉始まる/JAあいち豊田梨部会

2015.04.16

0416nashi_mitubachi県内有数の梨の産地として知られる豊田市福受地区でJAあいち豊田梨部会は4月16日、春の変動しやすい天候を見極めながらミツバチを利用した受粉作業を行なっている。畑に置かれた巣箱からミツバチが次々と飛び出し満開の白い花の周りを飛び回っている。

梨は異なった品種でないと受粉しない性質があることから、同地区の梨農家はミツバチを使った受粉作業を40年以上前から行い、作業量の軽減を図っている。

同地区にある約11ヘクタールの梨畑には同9日に同市の養蜂家から借り受けたミツバチの巣箱34箱を設置。巣箱1箱あたり2万匹、合わせて約68万匹のミツバチが、日が昇り気温の上昇とともに活発に動き回り、梨の受粉作業を始めた。この作業は天候や開花状態を確認しながら10日間ほど続けられる。同部会の青木孝行副部会長(59)は「ミツバチは効率よく花粉を付けてくれるのでとても助かる。設置後は雨が続き心配したが、大きな美味しい梨ができるようミツバチに願いを込めたい」と話した。

この地区では7月中旬に「愛甘水」「あけみず」を皮切りに出荷が始まり、11月のジャンボ梨「愛宕」と続く。同JA梨部会は、豊田市の猿投・福受地区の55戸の農家で構成。今年度は合わせて37.1ヘクタールで梨を栽培し、昨年は合わせて約632トンを豊田市場などに出荷した。