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新茶の季節、とよた茶をPR/伝統技術を継承 手揉み講習会/豊田市茶業組合

2015.04.30

0430toyota_cha豊田市茶業組合は4月30日、豊田市豊栄町にある茶農家石川哲雄さんの製茶工場で手もみ製茶加工講習会を開き、同組合員をはじめ県や市、JAあいち豊田などの関係者約40人が出席した。

同市では、緑茶の中でも旨み、香りが特に優れ、高級な部類に分けられる「かぶせ茶」と抹茶の原料になる「てん茶」を主に栽培している。「かぶせ茶」は新芽が出る4月頃からお茶の木に覆いを被せ日光を遮って新芽を育てることで、渋みが少なく十分な旨みをもった味わいのお茶となる。同組合では、昭和45年ごろから手もみによる製茶技術の向上と伝統技術の継承を目的にこの講習会を開き、地域住民なども招き、新茶の季節の到来を消費者へPRしている。

この日は、同市立渡刈こども園の園児40人が同組合員から葉の摘み方を教えてもらいながら新茶の茶摘みを体験。太田稔彦豊田市長や同JAの柴田文志組合長らが、お茶のうまみ成分を引き出しながらゆっくり乾燥させる作業「葉振い」や「練りもみ」を体験した。また園児たちも製茶作業に参加し、作業台で力を入れて茶葉を練りながら、お茶の香りを楽しんだ。同組合の二村勝組合長は「今年は暖かくて雨も多く、新芽は順調。味も香りもよい良質の新茶が期待できるので、ぜひとよた茶を飲んでいただきたい」と話していた。

豊田市茶業組合は、主に同市豊栄町・住吉町・吉原町など26戸の農家で構成され、約37ヘクタールでお茶を栽培。全国・関西・県の品評会で優秀な成績を上げるなど優良な産地として知られる。抹茶の原料となるてん茶を中心に、年間約320トンの生葉を生産。組合員が力を合わせ優良茶の製造や安全・安心なお茶作りに努めている。