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野菜農家が給食センター見学/地消の現場 要望聞く/豊田市東部給食センター

2015.05.19

0519gakou_kyushoku学校給食へ農産物を提供している豊田市内の野菜農家が5月19日、豊田市東部給食センターを訪れ視察研修を行った。食材の納入から調理、配送までの工程を見学し、学校給食で食材を調理提供する現場の意見を聞くことで、今後の地産地消の取組みにつなげていきたい考えだ。

この日同センターを訪れたのはキャベツ、タマネギ、ネギを豊田市内で生産する野菜農家と関係者11名。同市内の学校給食では主食の米は全量豊田産を使用している。一方、野菜は主要7品目のうち白菜の31%が最高で、平均すると10%未満にとどまっているのが現状だ。 

この日参加者は食材野菜のセンター内における衛生管理の在り方を聞きながら、仕分け、洗浄、調理の現場をガラス越しに見学。法律で3回通り水洗いする作業や800人分の大釜で調理されていく様子を食い入るように見ていた。同センターの田村所長は「学校給食は野菜カットを機械で処理しており、曲がっていたりするとサイズがまちまちになる。作業効率を上げるためにも規格のそろったものを出してほしい」と生産者に要望した。ネギを栽培する参加者の一人は、地場産を求める「市場のオーダーに2割しか対応できていない。年間を通じて出荷できるように努力していきたい」と思いを新たにした。

同センターは市内の46の小中学校とこども園の給食を1日12,000食分調理しており、市内でも最大規模。一日に2つの献立を作っており、一定の食物アレルギーを持った子供達用の給食も作っている。

同市では給食の食材は可能な限り地場産を利用する方針。子供に人気の地場産大豆を使った納豆や桃の果汁が入った桃ゼリーなどのユニークな献立があり、この秋には特産の梨を使った梨ゼリーも学校給食に登場する予定。野菜についてもコストや需給バランスなどの課題を克服し、消費者側の要望に合わせた生産努力が求められている。