あざぶ梅栽培振興協議会は6月4日、みよし市萌生町の萌生集荷場で「南高」梅の出荷作業を始めた。今年は昨年より1日早い初出荷となった。
この日は、同会員15人が朝から「南高」梅の収穫作業を開始。収穫した梅が集荷場に運び込まれると、同会員2人とJAあいち豊田三好営農センターの職員が「秀」「優」「良」の等級を手作業で選別し、選果機でサイズを分けダンボールに詰めていった。初日は38ケース(1ケース5キログラム入り)を地元市場に出荷した。「南高」梅で今年の梅の出荷は終了。5月から出荷された小梅は65ケース、青梅は466ケースが出荷され、「みよしの梅」全部では昨年をやや下回る569ケースを出荷した。同協議会の塚本芳弘さんは「今年は4月の長雨等の影響で着果がうまくいかなかったが、品質はまずまず。少しでも良いものを作っていきたい」と話していた。
同協議会は、県営畑地帯総合土地改良事業を契機として1999年に発足。現在は41人の会員が収穫・選別・出荷作業を協力して行っている。約8.5ヘクタールの梅園で「改良内田」「玉英」「南高」などを栽培し、「みよしの梅」として地元市場に出荷している。