JAあいち豊田女性大学は11月25日、豊田市西町の同JA本店で卒業式を開き、受講生22人が出席した。年7回のカリキュラムで農業・料理・着付けなどを学び、参加者同士の交流も深めた。
この日は、同JA柴田文志組合長が受講生一人一人に卒業証書を手渡した。柴田組合長は「農業は様々な事を教えてくれる。子育て世代に食や農に関心を持ってもらえる活動を今後も展開していきたい」と話した。受講生を代表してあいさつした廣田美穂さんは「毎回新しい発見や達成感を味わえ、自分が主役の楽しい時間を過ごせた。仲間や家族、JAに感謝している」と話した。今後は、卒業生の中から希望者を募りフレッシュミズサークルとして活動する予定だ。
同大学は、20代~40代を対象に家事や子育てに忙しい日々を送る女性に「ちょこっとプリンセスな時間」を過ごしてもらおうと「ぷちプリ」の愛称で発足し、今年度で4年目。保育士などの資格を持つJA女性部員による無料の託児サービスがあり人気の講座で、卒業生は今回を含めると100人を超える。地域農業やJAへの理解促進とともにJAファン作りの一翼を担う。