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草勢維持し安定出荷へ/巡回指導で防除呼びかけ/JAあいち豊田いちご部会

2016.01.25

0125ichigoJAあいち豊田いちご部会は1月25日、部会員のほ場で現地指導会を開いた。JA営農指導員らが部会員のハウス巡回し、病害虫の発生状況を中心に確認し、出荷後半に向け、適切な防除を呼び掛けた。

この指導会は、1番果から2番果に切り替わるこの時期に開いているもの。草勢が低下する時期とも重なることから、現状を確認し病害虫防除を指導している。

この日、愛知県豊田加茂農林水産事務所農業改良普及課の職員とJA営農指導員が、豊田市内の部会員の栽培ハウス8カ所を巡回。ハダニやアブラムシの発生状況を見ながら、天敵で防除できているかなどを確認した。また、気温上昇にあわせて病害虫が増加するため、今後の対策を部会員と話し合った。同部会の淺野敏浩部会長は「今年は、暖冬で平年より生育は前進しているが、順調に育っている。草勢を維持して着果までの回転を早め、出荷量を伸ばしたい」と話していた。

同部会は17人の農家が約225アールでイチゴを栽培。「章姫」「とちおとめ」「ゆめのか」に加え今年度から「紅ほっぺ」の栽培も本格化した。出荷は5月末まで続き、約75トンを地元市場に出荷する見込みだ。