ニューストピックス

法人社員間でプロジェクト発表/法人「中甲」有松絞で米販売も/JAあいち豊田

2016.03.04

0304nakaou_p農業生産法人株式会社「中甲」は3月4日、JAあいち豊田高岡営農センターで初めてとなるプロジェクト発表会を開催し、社員がグループ別に取り組んだ研究成果を報告した。若い社員同士が一年をかけて農作業の合間に調査検討を重ねた。栽培法の効率を求めたテーマ以外にも贈答用米の販売戦略や各産地米の食味分析など、消費販売に照準を当てた内容も目立った。

贈答用の各種こだわり米の販売を題材としたプロジェクトでは、白米をキューブ状の真空パックに小分けし、「有松絞り」の老舗から協力を得て手作りの風呂敷包みに包んで販売するアイディアが発表され、試作品が披露された。300㌘パック6個入りで4000円台後半の価格を検討中で有松絞の独特の風合いが商品を際立たせている。県内で3月末に開催される商談会イベントにも出品される予定だ。各地域のブランド米を定期的に食味する研究では、昼食時に社員が定期的に毎回茶碗一杯の他産地米を食べ比べた。データを蓄積し市場の評価とあわせて、自作米との味の違いを検討し今後の品種選択や栽培に生かしていこうというものだ。

中甲は豊田市高岡地区で415㌶の農地を受託する大規模組織で社員は21名。6年前に会社組織にしてから耕作面積の増大に伴って若い社員が倍増した。経験に基づいた勉強を積んでもらおうと中甲では昨年まで1社員に1枚のほ場を提供し、自主性に任せた栽培を続けてきた。次のステップとして「経営に結び付く研究に取り組めるよう、グループで企画・立案してもらいたい」とプロジェクトを考えた杉浦俊雄社長は話す。継続的なテーマも始まり、来年以降も開催していく予定だ。