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患者の利便性向上にITツール/JA愛知厚生連豊田厚生病院

2016.06.15

豊田市浄水町にあるJA愛知厚生連豊田厚生病院は5月23日から、病室や受付などの病院内をパノラマ写真で紹介するサービス「グーグルインドアビュー」を同病院のホームページで公開した。健康管理センターの利用者や入院患者の声に応えるため、ITツールを導入し利用者の利便性向上を図る。病床300床以上の病院では県下初となる。今年4月からの医療制度変更を受けて、ITの活用でサービスを強化する。

0607豊田厚生病院 患者の利便性向上「グーグルインドアビュー」とは、同社が提供するインターネットサービスの1つ。パソコンやスマートフォンで、建物内の見たい場所が360度見る事ができる。撮影に費用が掛かるため商業施設での導入が中心。個人経営のクリニックなどで事例はあるが、大規模な病院では全国的にも珍しい。4月からサービス導入の検討をはじめ、4月29日に撮影。5月下旬にホームページに公開した。

同病院は、2008年に豊田市中心部から尾張地方に近い豊田市西部に移転。当地域の人口増加による患者増加に加えて、医療機関の機能分化を進める国の医療制度変更にともない、かかりつけ医の紹介状を持って初めて訪れる患者も増加した。受付窓口や入院病棟を事前に確認できるサービスの提供で、安心して来院できる病院を目指す。導入を担当した同病院施設課の熊澤喬士施設係長は「団塊の世代が後期高齢者になる2025年に向けて医療制度は変わっていく。新しいサービスの導入などにより制度変更に対応し、今後も公的病院として地域医療に貢献していきたい」と話す。

 

写真=パノラマ写真で事前に院内が確認できるサービスを開始した豊田厚生病院