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中山間地域で大麦の普及が始まる/JAあいち豊田営農部

2016.11.22

JA営農部は、中山間地域における農家所得向上を目指し、「大麦」栽培の普及を進めています。現在、JA管内の中山間地域で水田転作作物として有効な作物は「新規需要米」のみで、水稲に依存する体系となっている。そこで、農業政策にも対応し農家所得を確保できる有効な作物として「大麦」に着目。年々、栽培面積が拡大しています。

1122oomugiこの取り組みは一昨年から開始。栽培可能かを調べるため、JA職員が栽培試験を実施しました。品種は、愛知県の産地品種銘柄となっている「さやかぜ」と「カシマゴール」で実証。同JA管内の平坦地域で栽培が盛んな小麦栽培のノウハウを活用し、試験用の大麦栽培暦も作成しました。また、水稲栽培後に同じほ場に作るため前作の影響が分析できるよう計画を立てました。試験結果を検討し栽培可能と判断した昨年からは、同市足助地区の担い手農家が約7アールで作付けしました。出荷量は157キログラムで品質は1等の結果だった。

今年は新たに小原地区でも33アールで作付けを開始し、11月4日から播種をしました。今後は随時ほ場巡回を行い生育を確認。6月上旬に収穫、乾燥・調製し7月の検査後にJAあいち経済連を通じて出荷をします。主に飲料水として加工される予定です。

今後は、平坦地域で行っている米・麦・大豆のローテーションの取り組みも含めて、中山間地域での水田経営モデル確立を目標に産地振興を図っていく。

 

 

写真=同市足助地区で「大麦」の播種を行った様子