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米・食味全国コンで金賞/脱サラ5年有機にこだわり

2016.12.16

1214_sお米の味を全国で競う「米・食味分析鑑定コンクール」が12月に熊本県で開催され、豊田市若林東町の米農家都築諭さん(33)が出品した「ミルキークイーン」が都道府県代表お米選手権部門で金賞を受賞しました。全国の米どころから5400点を超える米が集まる中で、同市でも南部地域で栽培された米が受賞したことは、栽培法の工夫次第で平均気温の高い地域でも全国レベルまで食味が向上できると期待が高まる。

同コンクールの審査は食味計を使いアミロースや水分などの数値で味を点数化し、上位に残った米を炊飯して審査員が実食します。香り、粘り、あまみなどを食べ比べる官能審査で最終順位が決められます。全国で選ばれた金賞は13点でした。

都築さんは3㌶の面積で水稲を栽培。米ぬか、モミガラ、ワラなどの有機肥料での土づくりと徹底した水管理で良食味米を追求。量を獲ることにはとらわれず、目の行き届く面積を丁寧に作り付加価値を上げる米づくりをしています。恒常化しつつある猛暑による米の高温障害にも負けず、受賞米の中でもトップに次ぐ高数値を得ました。

都築さんは20代で脱サラし、市とJAで運営する新規就農者のための農業塾「農ライフ創生センター」を5年前に卒業。「年齢が若いことがチャンスになる」とその熱意と取り組みで周辺から信頼を得ながら水田と農業機械を借りて水稲栽培を続けています。米の販売は自らJAの産直売場の特設会場に出向いて消費者と対話を重ね、こだわりへの理解者を増やしています。「苦労して作った米が鳥害に合って収量が半減した年も、お客さんの『おいしかった』に救われた。コンクール5年連続入賞の殿堂入り目指して頑張りたい」と抱負を語りました。

 

写真=有機肥料の袋を持つ都築さん