JAあいち豊田は6月30日、豊田市上原町にある猿投営農センターで加工用トマトの目ぞろえ会を開き、生産者をはじめ同JA職員など合わせて22人が参加しました。
JAでは、コーミ株式会社(名古屋市)との契約で加工用トマトを栽培する農家を毎年募集し、今年は新規参入者3人を含む15人の生産者があわせて44.5アールで栽培しています。生育状況は梅雨に入ってからの降水量が少なく小玉傾向が心配されたが、かん水対策などで例年並の出荷時期が見込まれます。
この日はJA営農指導課の山岡勝宏営農指導員らが今年の気象状況や生育状況を報告し、出荷までの間に気を付ける点などを説明しました。また生産者が持ち込んだ加工用トマトをサンプルに、同社の担当者が色調や等級など簡単に見ることのできる早見表を生産者に渡し、色、形、などの選別基準を丁寧に説明。参加者らは講師の説明を熱心に聴き積極的に質問をしました。担当者は「トマトは収穫直前直後の管理が大切。樹勢を保つため、状況に応じて追肥すれば、8月まで収穫を保つことができる」と話しました。
加工用トマトは生食用に比べ、より濃い赤色に完熟し、加熱によってうまみが増すのが特徴。コンテナに15キログラム単位で出荷し同社で主にトマトケチャップに加工されます。
写真=出荷規格の確認する生産者ら