JAあいち豊田甘長ピーマン部会は選別、出荷の作業を簡素化し、出荷量の増加を目指すため、初めて出荷規格を見直しました。これまでは秀・優・良・並の4種類を秀・優の2種類に変更。「出荷基準が細かく袋詰めに時間がかかる」との部会員の声に、JA営農センターが市場と打ち合わせ対応しました。
6月4日に豊田市松平志賀町にあるJA松平営農センターで開いた目ぞろえ会では、職員が出荷規格の変更点と注意点について説明。部会員は熱心に耳を傾け、部会員が持ち寄ったサンプルで規格について確認しました。柘植宣彦部会長は「規格が変わり袋づめをしやすくなった分、果長や曲りをしっかりと見極め、消費者の目線に立ちながら良い品を出荷してほしい」と部会員に呼びかけました。
同部会には26戸の農家が約35アールで大振りで曲りの少ない「松の舞」を栽培。甘長ピーマンはとうがらしの仲間で肉質が柔らかく、甘くて肉厚なのが特徴。同市中山間地域で栽培され、松平地区の6月4日から、藤岡、小原、旭地区も順次始まり、11月ごろまで市場を通じ、市内スーパーで販売されます。今年は約60000袋(1袋150グラム入り)を出荷する予定です。
写真=サンプルと見ながら規格を確認する部会員ら