JAあいち豊田サニーレタス部会は、ここ数年の気象環境の変化をふまえ、さまざまな気候に耐えられる品種を模索するため、収量を増加し所得向上を目指すため試験をしています。同部会は耐寒性に優れた「レッドウェーブ」を主に栽培していますが、暖冬にも耐えられる品種と寒冬にも生育の良い品種の作付け試験を始めます。
7月27日に豊田市本新町にあるJA豊田営農センターで、作付けが始まる前に栽培方法の説明や部会員同士の情報共有を目的に行う「作付検討会」で部会員に試験内容を説明しました。
この日は、同部会員や部会加入を検討をしている4人を含め、同JAら合わせて12人が参加しました。愛知県豊田加茂農林水産事務所農業改良普及課の佐藤ちひろ技師が、栽培暦を使って、栽培の流れや育苗時の注意点などを説明しました。今後は部会員が試験品種を主力品種と同時期に栽培し、結果を測定します。
サニーレタスは軽量で栽培期間が短いため、比較的病害虫の被害が少なく、定植後の管理がしやすいことから新規栽培に取り組みやすいです。新規加入を検討している1人は「栽培期間が短く、量をこなせるところが魅力で栽培に挑戦したいと思った」と話していました。
同部会は6人が所属し、12月から1月末にかけて市場を通じて主にスーパーへ出荷される予定です。今年は約3トンの出荷を見込んでいます。
写真=普及員の説明に耳を傾ける部会員ら