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ミネアサヒ改良品種「中部138号」/防除費用の低減が期待/JAあいち豊田松平営農センター

2018.08.13

JAあいち豊田松平営農センターは8月11日、豊田市坂上町の水田で水稲栽培農家13人に中山間地のブランド米「ミネアサヒ」の改良品種「中部138号」の説明会を開きました。JAでは2021年産の切り替えを目指し、現地栽培試験は2015年から開始。「中部138号」は、「ミネアサヒ」の特性はそのままに、いもち病やイネ縞葉枯病に強いです。防除費用の低減が期待できるため、減農薬栽培としてブランド強化が期待できます。

同センターは、「ミネアサヒ」と「中部138号」をより正確に比較するため、地元農家の協力を依頼。同条件の隣接する2つの水田を確保し、試験栽培を実施しています。「ミネアサヒ」には、いもち病が適用されている箱剤を、「中部138号」には、いもち病が適用されていない箱剤を用いて比較します。肥料は、同じ銘柄を使い面積あたりの使用量もそろえました。7月下旬の出穂期で、両品種ともにいもち病の発生は見られませんでした。説明会に参加した水稲栽培農家は、茎数や草丈、穂数などを確認しました。なお、同センターは、10月に試食会も予定しています。

愛知県豊田加茂農林水産事務所農業改良普及課の野村朋史専門員は「「中部138号」は、いもち病抵抗性を持っており、外観品質や食味は、「ミネアサヒ」と同等である。また、施肥方法や移植時期は従来どおり変わらない品種である」と話しました。

「中部138号」は、豊田市稲武町の愛知県農業総合試験場山間農業研究所が2006年から品種改良に着手し、2017年に品種登録を出願。現在、JAでは松平以外に小原、足助の3カ所で試験栽培を行っています。

0811ミネアサヒ改良品種「中部138号」 防除費用の低減が期待(1)

 

 

 

 

 

 

 

写真=稲の生育状況を確認し、比較説明を聞く農家ら