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彼岸のキク出荷ピーク/酷暑 台風乗り越えて

2018.09.14

秋の彼岸に入りキクの生産地ではシーズン終盤の出荷作業がピークを迎えています。岐阜と長野の県境にある愛知県豊田市の稲武地区では12戸の農家が中山間の涼しい気候を利用してキクを栽培しています。暑い夏と初秋の台風などを克服し例年並みの品質を維持しながら市場出荷を続けています。

稲武高原花き部会では約1.8ヘクタールの畑でキクを栽培、盆と彼岸の需要期を中心に年間47万本を名古屋の市場に出荷します。同市稲武地区は標高500~600メートルの高原地帯で夜温は平たん地に比べ5度以上低く、昼夜の温度差で花色が鮮明で日持ちが良いと市場の評価も高いです。

それでもこの夏の日中の気温は30度を超える日が続き、高温と乾燥による障害が心配でした。各農家で異常発生に備えて天候と気温の変化をにらみながら防除を徹底しました。さらに9月の豪雨と2度の台風では支柱やネットが傾くなどしたが、キクが曲がる被害を食い止めるため夜明け前から早朝までにキクを起こし資材を直す作業に追われました。同部会の青木育生部会長(66)は「厳しい暑さと異常気象で大変なシーズンでしたが、良いキクが出来ました。市場価格も順調で苦労が報われました」と話します。キクの市場は全国的な自然災害等で品薄となっています。

0913キク

 

 

 

 

 

 

写真=キクの箱詰めをする青木部会長