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防草シートにJAが助成/農作業の負担減らし農地保全/JAあいち豊田

2018.10.31

JAあいち豊田営農部は、農作業労働力軽減対策事業として田畑の畦畔に防草シートを設置した組合員に最大3万円を助成しています。昨年度から始めた事業で、1年目は87件に助成しました。2年目の今年は10月末時点で81件となり、昨年度を上回る見込みです。農地にのり面が多い中山間地域を中心に申請があり、組合員に好評です。

防草シートは、地面を覆うことで草刈り作業を軽減する農業資材です。助成はJAの組合員である農業者で、JA管内で農作物を10アール以上作付けすることなどが条件です。組合員からの申請を確認し、1世帯につき3万円または資材費の半額のいずれか低い金額を助成します。

耕作を続ける上で、農地の周りの草刈りは欠かせない作業の1つで、放置すれば、カメムシ類などの害虫の温床になったり、イノシシなどが侵入しやすい環境になるため、多くの農家が年に数回は農地周りの草刈りをします。中山間地域は、平坦地に比べて畦畔の面積も広く、草刈りは重労働で、斜面が多いため危険です。JAは防草シートを多くの組合員に普及するため、12ある営農センターで防草シートの展示ほ場を設けたほか、JA職員の一部は自分の水田周りにシートを張り、組合員に効果を伝えました。

約50㌃で水稲を栽培する豊田市幸海町の坂田一三夫さん(71)は、9月に防草シートを1900平方メートル設置しました。隣の畦畔にJA職員が張ったシートを見たのがきっかけです。坂田さんは「畦畔の草刈りは年に4~5回で、急な斜面で大変だった。JAの助成はありがたい。シートを張った場所はイノシシの進入が無く、獣害の対策にもなっている」と話します。申請を受け付けるJA営農部の兼子博邦部長は「農家の高齢化が進む中、農作業の労力を少しでも減らす事が重要。今後も、組合員の営農をサポートし、地域農業の振興につなげたい」と話します。

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写真=防草シートで労力が軽減できたことを話す坂田さん