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産地化を目指し、施設園芸研修所を春に開校/研修生募集開始/JAあいち豊田

2018.11.26

JAあいち豊田はみよし市と連携し、施設園芸の産地化を目指した事業に取り組んでいます。2019年4月に施設園芸に特化した研修施設の開校に向け、研修生の募集を始めました。2年間の研修でチンゲンサイやナス等の栽培や農業経営に必要な知識をつけます。奨学金として年間180万円の支給や、同市明知町にある空ハウスを活用し、新規就農希望者が受講しやすい研修環境を整備します。研修終了後は地域農業の担い手としての役目を担います。

応募資格は農業を職業にする強い意志と意欲がある概ね42歳までの人で、研修後も引き続き同JA管内に居住し就農できる人を募集します。

同施設は農産物集出荷場と20アール、4アールの2つのハウスで構成しています。4アールのハウスではICTを活用し、作物の最適な生育環境を自動的に作り出し、管理するシステムも導入しました。JA柴田文志組合長は「地域の農業を振興するため、施設園芸の産地化や担い手の育成など、行政と手を取り合い進めていきたい」と話します。今後、JAや行政の広報誌などで1月末まで募集して、2月末までに選考し研修生を決定します。講師はJA営農指導課の指導員らが中心になり農業基礎や生産技術、経営管理など2年間学んで、将来の担い手として育成し管内の地域農業を活性化をしていきます。

写真=ハウス内で作業中の職員