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早期出荷で所得向上/2年の試験でハクサイ品種選定/JAあいち豊田猿投白菜部会

2018.11.05

JAあいち豊田猿投白菜部会は農家所得の向上を目指し、品種比較試験を2年かけて行い、出荷序盤の主力品種を「晴黄65」とすることを決定しました。早生品種に力を入れ早期出荷を図ることで、他産地との競合を避け有利販売につなぐことが狙いです。試験結果を部会員へ周知し、2019年度の作付より反映させていきます。

同部会では、出荷前半の栽培品種が決まっておらず、部会員がそれぞれ試行錯誤を繰り返しながら品種を選定し栽培していました。しかし、品種によっては気候が合わず生育不良となったり、病害虫の被害が出やすいものもありました。同地域の複数カ所で栽培し、比較することで、玉伸びがよく、病害虫の発生が少ない品種を選定。出荷量を増やし収益を上げたい考えです。

今年は、前作で結果がよかった「晴黄65」「黄楽70」の2品種と、新たに「黄望峰」を加えた3品種で比較しました。育苗期から収穫までの期間、生育具合や病害虫の発生状況などを比べました。11月2日は、愛知県豊田加茂農林水産事務所やJA職員ら6人が、3品種を10玉ずつ収穫し、1玉ずつ病害虫の有無や球形、高径、重量を計測。食味も比較しました。その中でも、最も玉伸びも質もよい「晴黄65」を同部会の推奨品種に決定しました。猿投営農センターの村木恵輔さんは「質の高い品種を部会で統一し栽培することで、収益が見込める。農家所得の向上を目指していきたい」と話します。

同部会は13人の農家が所属し、合わせて9.2ヘクタールの畑で栽培。ハクサイ「黄ごころ」「きらぼし」など黄芯系の品種を栽培しています。品種やは種時期を変えながら栽培することで、漬物用や鍋用など用途にあわせ味の良いものを作付する取り組みをしています。昨年は3367ケース(1ケース15キロ)出荷し、今年は約1300ケース多い、3500ケースを1月中旬まで出荷する予定です。

写真=重量を測るJA職員ら