ニューストピックス

トレンチャー購入 ジネンジョ生産者呼び込む JAあいち豊田旭営農センター

2019.04.04

 JAあいち豊田旭営農センターはジネンジョのパイプ栽培にかかせない溝掘機トレンチャーを購入して、旭自然薯組合を支援しています。これは、豊田市旭地域の特産品ジネンジョの地産強化を目的に導入したものです。機械を貸し出しジネンジョ栽培で最も大変な溝掘り作業を支援することで新たな生産者を呼び込み、出荷量の拡大を目指します。

 同組合のジネンジョ栽培は、130センチメートルのパイプを10度から15度に傾けた状態で地中に並べて栽培します。深さ60センチメートルほどの溝を掘る必要があり、手作業では大変な労力が必要です。作業量と機械化のコストが栽培を始める人の大きな障害となっていました。また、高齢化が進むとともに同組合員の所有するトレンチャーも老朽化しています。同営農センターでトレンチャーを貸し出すことで、新規で機械の購入をすることなく継続ができるメリットもあります。

 トレンチャーは今年の定植作業に向け、旭営農センターが約190万円で購入しました。新しく加入した組合員には同センターの職員が溝掘り作業を指導します。今年は2人の組合員に3月下旬から4月上旬にかけて貸し出します。

 3月29日は、豊田市田津原町の安藤幸輝さんのほ場約3アールで溝掘り作業を行いました。長さ20メートルの溝をトレンチャーで5列掘り、2時間30分ほどで作業は完了しました。溝掘り作業を指導した旭営農センターの伊藤一隆センター長は「手作業だと最低3日はかかる作業。JAが購入した機械を使って気軽に栽培を始めてもらいたい」と話しました。安藤さんは、「今まで手付かずだった田んぼを生かしたかった。将来的にはジネンジョで地域の活性化を図っていきたい」と意気込みを話しました。今年は200本のパイプを埋める予定です。

 JA管内では、旭・稲武地域など中山間地でジネンジョ「夢とろろ」を栽培します。旭地域は愛知県内で最も早い1978年からパイプを使った栽培を始めて、県内有数の産地となっています。

 

写真=新しいトレンチャーで溝掘り作業を指導する職員