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手作業でひとつひとつ丁寧に/とよたの桃人工授粉始まる/JAあいち豊田桃部会

2019.04.08

 JAあいち豊田桃部会は4月5日、県内有数の桃の生産量を誇る豊田市猿投地域で桃の花の満開に合わせて人工授粉作業を始めました。今年は3月下旬の気温が低かったものの、ほぼ平年並みの開花となりました。

 この作業は、花粉のない「大和白桃」や花粉の少ない「川中島白桃」などの雌しべに、棒の先に鳥の羽をつけた専用の道具「毛羽たき」を使って花粉を人工的につけます。花粉を確実に受粉できるように風のない晴天の日にあわせて作業を進めます。

 この日は、部会員らが同市舞木町の桃畑で主力品種のひとつ「川中島白桃」の花ひとつひとつ丁寧に受粉作業しました。「川中島白桃」は、鮮やかな濃い紅色で実が大きく育ち果汁が多く甘みが強いのが特徴で、8月上旬の出荷を予定しています。

 同部会の森清人部会長は「おいしい桃を届けられるように丁寧な作業を心がけています」と話しました。受粉作業の後は、摘果や袋かけなどの作業をします。桃の出荷は6月下旬の早生品種「ちよひめ」から始まり、7月の主力品種「白鳳」を経て9月の「ゴールデンピーチ」まで続きます。

 同部会は、桃農家51戸が51.5ヘクタールの畑で桃を栽培します。収穫した桃は、同JA選果場で選果し、豊田市や名古屋市などの市場に「とよたの桃」として出荷します。今年は約500トンの出荷を見込んでいます。

写真=桃の花ひとつひとつ丁寧に受粉作業する部会員