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田植え前に水不足/取水・通水制限も

2019.04.23

 本格的な田植えシーズンを前に、水不足が稲作に与える影響が心配されています。一部の農業用水ではすでに取水制限が始まって、広域で計画的な水利用が迫られる状況です。

 年明けからの少雨と暖冬による雪不足で農業用水の水源となる各ダムは、牧尾ダムで貯水率が21.1%(4月19日愛知県発表)となるなど大きく平年を下回っています。愛知県の米どころ豊田市南部の農地を潤す羽布ダム水系の矢作川用水(貯水率36.5%:同日)を水源とする受益区域を管理する豊田土地改良区では、緊急事態を発令して取水制限を20%とするとともに、4月の11日から3日通水、3日断水の実施を始めました。「代かき・田植え時期の全通水が実施出来ないのはこれまで経験が無い」と水土里ネットネ豊田の野場嘉輝事務局長は顔を曇らせました。

 例年なら代掻き作業が始まり、大型連休前にはJAから苗が配られる時期ですが、農家も先を見通せません。「水が通る日に計画的・集中的に作業するしか方法が無い」と担い手農家は語りました。今後の水利用の見通しについて野場事務局長は「農家のみなさんは無駄水を無くして、節水に努めてほしい」と農家に協力を求めました。

写真=すべての水系に深刻な影響が出始めています