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環境保全型農業の理解深める 赤とんぼ米田植え体験/豊田・みよし環境保全型農業推進協議会

2019.05.28

 JAあいち豊田・豊田市・みよし市・愛知県で組織された豊田・みよし環境保全型農業推進協議会は5月25日、豊田市花沢町の田んぼで特別栽培米「赤とんぼ米」の田植え体験を開きました。同JAが進める環境保全型農業を一般消費者に知ってもらうことが目的です。同協議会の取り組みに賛同する「赤とんぼ友の会」会員の12家族43人の親子が参加し、赤とんぼが舞う農村風景を思い浮かべながら1つ1つ丁寧に植えました。

 「赤とんぼ米」は農薬により激減したといわれる赤とんぼの復活を目指し、赤とんぼの生態に配慮して栽培するお米。農薬の使用量と化学肥料窒素成分量を5割減らし、手間をかけ一般米との差別化を図っています。本格的に栽培を始めて今年で4年目。25人の農家が、約12ヘクタールで「赤とんぼ米」を栽培しています。昨年の出荷量は約52トンです。

 この日は、1時間かけ親子で助け合いながら田植えを行い、作業後は同JA女性部下山支部が調理した赤とんぼ米と豚汁を味わいました。参加した子どもは「植えるのは大変だったけど、上手にできた。おいしいお米が収穫できるのが楽しみ」と話していました。また、バケツで苗を植えて自宅でも栽培過程を学びます。

 「赤とんぼ友の会」は、今後「生き物観察会」や「稲刈り体験」などの農業体験を企画し、農業の大切さを伝えていく予定です。

写真=田植え体験をする参加者ら