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指導力で農家所得向上 水稲の高温対策強化/JAあいち豊田営農部

2019.06.03

 JAあいち豊田は、昨年の酷暑を受け、水稲の高温障害対策をさらに強化します。土づくりを基本に、高温による根や穂の活力低下を抑制するため、ケイ酸・カリを含む資材を推奨するほか、タブレット端末を使って各営農センターで最新情報を共有するなど、栽培指導力を強化し農家所得の向上を目指します。

 昨年産の米はこれまでにない天候で、高温障害による品質が低下したため、継続した栽培試験に加え、新たに高温耐性に優れた品種の試験を豊田市内2カ所で実施。また、中山間地を中心に栽培する「ミネアサヒ」にも同様の障害が発生したため、遅植えの試験を行います。さらに、水稲の土壌診断費用は引き続きJAが全額負担して、土づくりの重要性を農家に呼びかけます。

 指導力強化ではICTを活用。各営農センターはタブレット端末を使い、ほ場や病害虫の最新情報を共有します。これからは、生育情報などの栽培履歴を端末に保存し、来年の指導に生かす予定です。

 5月28日、JA営農指導課は豊田営農センターと足助営農センターの2カ所で水稲指導研修会を開き、各営農センターの水稲担当職員ら19人が参加しました。研修では、JA営農指導課の職員が、画像として蓄積するデータを詳しく説明したほか、水の管理や稲の茎数の目安にした栽培管理などを話しました。今後は、さらに組合員・営農センター・営農指導員が連携を深め農家所得の向上に努めます。同課の乗松仁一課長は、「営農職員として基本知識を学び、自らほ場で生育を観察することで、将来農家の指導ができる職員に育ってほしい」と話しました。

 今年は6月5日から7月19日までの間、近隣の農家を集めて水稲現地指導会を開催。会場は全地域合わせて69カ所で、米の品質向上を目指します。

 

写真=タブレット端末で最新情報を共有する営農センター職員ら