豊田市松平志賀町にあるJAあいち豊田松平営農センターは1月2日から4日の3日間、1年間の無病息災を願って食べる七草がゆの主役「春の七草」の出荷作業を行って、約29,000パックを出荷しました。「松平の七草粥セット」としてスーパーなどの店頭に並びます。
今年は病害虫の被害は少なく、品質は良好です。今年は冬の暖かさが生育に幸いして、特産のセリなど全体的にボリュームがあります。
この日は、「春の七草」を食べると良いとされる人日の節句の1月7日に合わせて、6日までに店頭に並ぶよう、JA職員やアルバイトなど合わせて34人が3日間出荷作業を開始しました。JAセリ・七草部会の部会員が持ち込んだ七草を、ベルトコンベアーを使って流れ作業で素早く丁寧にパックに詰めました。七草は豊田・名古屋・岡崎などの市場に「松平の七草セット」(1パック490円前後)として出荷します。同部会の安藤源部会長は「天候にも恵まれ、仕上がりは上々。無病息災の願いを込めて育てたので多くの人に食べてもらいたい」と話しました。
同部会は、6人の生産者が約1ヘクタールで栽培しています。同地域はセリの販売から始まり、1984年から「春の七草」出荷する産地で、ボリュームがあり7品目のバランスが良いと人気が高いです。パック詰めのほか、地元産米の「ミネアサヒ」と地元農家が漬けた梅干を詰め合わせた「松平の七草粥セット」(1パック1,550円郵送料込)の予約を昨年末に受けて、今年は約600セットを出荷しました。
写真=七草を丁寧に詰めていく職員ら