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非農家から農家へ/農ライフ創生センター開講式/JAあいち豊田

2020.03.04

 非農家市民に農業の道を開く農ライフ創生センターは3月4日、豊田市四郷町の研修施設で開講式を開きました。今年は、本格的に農業を学ぶコースと楽しみながら農に触れるコースがあり、合わせて43人が入講しました。

 同センターは、農家の後継者不足に悩む同市の新たな農業の担い手育成と遊休農地の活用などを目的にJAあいち豊田と豊田市の共同で運営しています。2年間で本格的な農業を学ぶ「担い手づくりコース」では研修を終えると農地を借りられる利用権を結ぶことができるメリットがあります。同センターは平坦地から中山間地まで市内4カ所に研修所があり、中山間地の研修所では、小菊やジネンジョが学べるほか、平坦地では10品目以上の野菜栽培の基礎を学ぶことができます。また、果樹産地として知られる猿投地域の研修センターでは桃梨などの果樹栽培を教わります。実技は月3回学んで、研修所で座学もあり、研修生は充実した時間を過ごしていきます。

 同センターは今までに約700人が修了し、前年度の修了生では8割が就農し地域農業を支えています。入講にあたり、同JA小山常務理事は「収穫の喜びを感じながら地域農業を活性化させてほしい」と話しました。

写真=お祝いの言葉を述べる同JA小山常務理事