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糖度良好の桃出荷始まる/桃「ちよひめ」目ぞろえ会/JAあいち豊田桃部会

2020.06.19
 JAあいち豊田桃部会は6月19日から桃の早生品種「ちよひめ」の出荷が始まりました。今年は暖かい日が続き、例年より少し早い出荷となりました。雨が少なかったため糖度が高く品質は良好です。
 同15日には、豊田市上原町にある同JA選果場で目ぞろえ会を開きました。同部会員6人と同JA職員や市場関係者、愛知県豊田加茂農林水産事務所農業改良普及課職員などが参加しました。市場関係者が他産地や果実の出荷状況を説明後、部会員が持ち込んだ桃「ちよひめ」をサンプルに熟度や形状などの出荷規格を確認しました。今後選果場に集められた「ちよひめ」は傷がないかなどを人の手で直接確認した後、光センサーを使い糖度などを調べ、大きさごとに箱に入れ、1200ケース(約5キログラム入り)出荷する予定です。同部会の森清人部会長は「適期収穫をし、品質の良い桃を市場に出していきたい」と話していました。
 同部会は47戸の農家が50.6ヘクタールで9品種の桃を栽培しています。今年は各品種合わせて440トンの出荷を予定しています。名古屋市・豊田市・岡崎市・静岡県浜松市などの市場に出荷します。今回の「ちよひめ」を皮切りに、7月の中心品種「白鳳」を経て9月の「ゴールデンピーチ」などの晩生品種が終わる9月中旬まで出荷作業に追われます。
 
写真=出荷規格を確認する部会員ら