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ハウスの屋根に遮光剤散布/真夏の作業軽減に期待/豊田営農センター

2020.06.23
 JAあいち豊田 豊田営農センターは、真夏のハウス作業の効率を上げ、農産物の高温障害を防ぐために、ハウスの屋根に散布する遮光剤による効果の検証を試験的に始めました。散布作業は一人で出来るため遮光ネットを屋根に設置するよりも容易で、今後の高温対策の作業軽減が期待できます。
 施設園芸の葉物栽培は5月から9月の高温による生育不良で、安定出荷が難しいです。解決策として、今年初めて遮光剤の散布に取り組みました。6月23日に、同営農センターは、豊田市本地町にある岡部千治さんがチンゲンサイを育てる1アールのビニールハウスを試験畑として屋根に遮光剤を散布しました。試験は遮光剤を散布したハウスと散布していない別のハウスで比較し、10日ごとにハウス内の気温と地温を調査します。これは、今まで遮光ネットによる高温対策は、ハウスの屋根に生産者が一人で設置作業する際に大変であるため、一人で出来る高温対策として、石灰資材の散布による遮光方法を試験的に始めたものです。遮光剤の原料は、石灰と木工用ボンドを使った手作りのものを使用します。粉状の石灰を振るいにかけ細かくして、木工用ボンドを水に溶かした液体にいれて混ぜて噴霧器などで屋根に吹き付けます。遮光率は約50パーセントで遮光ネットの様に高温対策の効果が期待できます。持続期間は約3カ月です。原材料となる石灰と木工用ボンドは、雨風ではがれ落ちて地面に落ちても数カ月後に土に分解されるので土壌への影響が少ないです。
 同営農センターの柴田幸一さんは「遮光することで高温を和らげ、野菜の生育に良い影響が出ることを期待したい」と話していました。
 
写真=遮光剤をハウスの屋根に吹き付ける職員