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赤とんぼ米の水田にアキアカネ発見/アキアカネのヤゴ生き物調査

2020.06.26
 環境にやさしい農業で赤とんぼが舞う水田の復活に取り組む豊田・みよし環境保全型農業推進協議会は6月26日、豊田市花沢町の特別栽培米「赤とんぼ米」を栽培する水田で生き物調査を行いました。今年もアキアカネの成虫やヤゴの抜け殻が確認できました。本格的に調査を始めて5年、環境に配慮した農業の成果が表れてきました。
 今年はコロナウイルス感染防止のため一般参加の生き物観察会を見合わせ、継続的に水生物の調査をしました。同市矢作川研究所の研究員とJAあいち豊田の職員合わせて11人が、同町の3区画60アールの水田で1時間半、タモを使って生き物を捕獲しました。3区画のうち2区画でアキアカネのヤゴの抜け殻と成虫を捕獲しました。ほかにも、シマゲンゴロウやコオイムシなど18種類の生き物を確認しました。生き物に影響の少ない農薬を使うことで結果がでていると考えられます。
 同研究所の浜崎健児研究員は、「多くの生き物が確認できたことは、それだけ水田の環境が良いということ。この環境を守って多くの赤とんぼが見られるのを楽しみにしたい」と話していました。
 「赤とんぼ米」の栽培は、アキアカネの羽化に合わせた水管理を行い、刈り取り後の水田に水を入れて産卵の環境を作るなど、手間と時間をかけて栽培します。今年は、27戸の農家が15ヘクタールの水田で栽培して、60トンの生産を見込んでいます。
 
写真=「赤とんぼ米」を栽培する水田で生き物を調査する浜崎研究員