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米のカメムシ対策強化/管内全域でカメムシ発生調査/JAあいち豊田営農部

2020.07.16

 JAあいち豊田営農部は7月から、全12営農センターでカメムシの発生状況の調査を始めました。昨年、同JA管内では一部地域でカメムシによる不稔や斑点米の被害が増加しています。収穫量が大幅に減少した水田も出ました。また、暖冬の影響で越冬したカメムシの個体が多いと予想されるため、これまでの調査を強化しました。調査結果は、各地域の農家へ案内し防除を呼びかけます。
 これは、稲の出穂前からカメムシの発生状況を調べ、効果的な防除で斑点米を減らすための取り組みです。米の品質を上げ、農家所得の向上につなげます。同JAでは、10年前からフェロモントラップを使った調査を中山間地域で実施していましたが、これまでの状況を踏まえて今年度強化しました。
 調査は、捕虫網を使ったすくい取りで行う。期間は、米「コシヒカリ」と「ミネアサヒ」は7月から8月中旬まで、「大地の風」は8月から9月上旬までです。標高などの栽培環境が異なる2カ所の水田を各営農センターが選定し、センター職員が毎週1回実施します。捕虫網を10往復振って、捕獲したカメムシの個体数と発生が多い種類を記録するほか、防除の基準となる出穂期を見極めます。集めたデータは、防除適期に合わせて営農センターや農業資材店舗、水田に設置した営農情報看板に掲示します。また、農家から防除作業を請け負うJA受託部会に伝え、作業日程の指標に活用してもらいます。
 調査をまとめる同JA営農指導課の乗松仁一課長は「カメムシの防除は米の品質向上に不可欠な作業。気象条件などで、発生するカメムシの種類が年々変化しているため、管内全体で調査し、農家に配布する栽培暦や営農指導に生かしたい」と話します。
 JAでは、土壌診断費用の助成や水稲現地指導会を開いて、米の品質向上に努めています。

写真=捕虫網でカメムシの発生状況を調査するJA職員