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県内で唯一の共同出荷「歓月(愛梨)」始まる/JA梨部会

2021.10.01

 JAあいち豊田梨部会は10月1日、豊田市四郷町にあるJA選果場で梨「歓月」の目ぞろえ会を開きました。同部会が栽培する「歓月」は「愛梨」の愛称で親しまれ、県内で唯一共同出荷をしています。歓月は糖度が高くやわらかい果肉で果汁が多いのが特徴。今年は雨量が多かったことから生育が心配されたものの、糖度の高く品質の良い梨に仕上がっています。同部会では13人が栽培し、同3日に初選果を迎え、約1000ケース(1ケース5キログラム)の出荷を見込んでいます。
 この日は、同部会員をはじめ、市場関係者やJA愛知経済連、愛知県豊田加茂農林水産事務所農業改良普及課、JA職員らが参加。市場情勢や他産地の果物の情報を共有した後、部会員が持ち寄ったサンプルの梨を手に取って着色度合いや糖度、熟度、出荷規格などを確認しました。市場関係者の1人は「この地域の梨は市場からの人気も高い。少しでも多くの消費者に手にとってもらいたい」と話していました。
 同市は県内有数の梨の産地で、収穫した梨は同JA選果場に運ばれ、非破壊式の光センサーを使い、糖度・熟度・着色などで選別され、「とよたの梨」のブランド名でスーパーなどの店頭に並びます。市場での評価も高く、同市や名古屋市の市場を中心に、岡崎市や浜松市にも出荷されます。
 同市猿投地区、上郷地区の生産者で組織される同部会は43人が所属し、合わせて27ヘクタールで8種類の梨を栽培しています。今年はこれまでに約317トンを出荷。今後、ジャンボ梨で有名な「愛宕」を経て12月中旬まで出荷が続く予定です。

写真=サンプルを見ながら出荷規格を確認する農家ら