JAあいち豊田小原営農センターは5月30日、豊田市北篠平町で田んぼアート農業体験を開き、同市立道慈小学校の児童や地元農家などあわせて12人が参加した。
これは、体験を通じて地域の農業について考えてもらおうと、同営農センターが企画し小学校やこの地区で農作業委託などを請け負う営農組合小原栄会に参加を呼びかけて開いたもの。
この日は、同校の5年生6人と担任教諭が「おばらどうじ小」と字を描く田んぼアートに挑戦。同センターの山田長センター長からデザインと植える手順を聞いた後、事前に田んぼに引いておいたロープを目印に各児童が1文字を担当し黒米を植えた。最初は、恐る恐る田んぼに入っていた児童も「もっと植えたい」と話し、他の児童を手伝っていた。また、地域住民も子ども達の田植えを見ようと集まり児童らと交流。楽しい時間を過ごした。山田センターは「この地域でも遊休農地が増えている。子どもの頃から田んぼや農業に親むことで、親から農地を引き継いだ時農産物を作り農地を維持してもらいたい」と話していた。今後は同営農組合が田んぼを管理。文字のまわりに植えたもち米「ココノエモチ」とともに10月に収穫し、もちつき大会を開く予定だ。