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生き物観察を通じて田んぼの役割を学ぶ/コープあいち「生き物観察」/JAあいち豊田松平営農センター

2013.06.08

JAあいち豊田と米の生消提携を行っている生活協同組合コープあいち(名古屋市名東区)は6月8日、豊田市鵜ヶ瀬町にある畔柳錠一さんの約10アールの棚田で生き物観察会を開き、11家族38人が参加した。

これは、同JAとコープあいちが毎年行っている「稲作体験」の一環として開いたもの。今回の交流会は「里山の棚田での環境保全活動」をテーマに、子どもたちに地域の自然や、田んぼ及びその周辺の生き物を通じて食や農の大切さを理解してもらうことが目的だ。

 この日は愛知県農業総合試験場環境基盤研究部環境安全研究室の田中雄一主任研究員ら3人を講師に招いて説明を受けた後、参加者は田んぼに入り、補虫網を手に水辺の生き物を採取。1時間かけてトンボやイモリなど参加者全員で26種類の生き物を確認し、解説に耳を傾けた。田中さんは「私たちが生き物を守るためには、たくさんのご飯を食べて水田などの環境を守らなくてはならない」と話していた。その後、同JA松平営農センターが同JA女性部が作った米「ミネアサヒ」を使ったカレーなどを食べ交流を深めた。

同JAとコープあいちによる消費者の田植え・稲刈り体験は今年で25年目。近年では今回のような生物観察の機会を設け、消費者にお米をどんどん食べてもらうことで田んぼが維持され、それが生物多様性の環境を守ることにつながることを伝えていく活動も合わせて行っている。