熱田神宮豊年講あいち豊田支部は10月10日、豊田市高岡町で大鏡餅奉献事業抜穂祭を開き、式典に奉献者の同支部の森當支部長をはじめ来賓など合わせて33人が出席した。
熱田神宮への大鏡餅の奉納は、その年の豊作に感謝し、新しい年の豊作を祈願して毎年県下にある各支部が持ち回りで行う神事で、昭和24年から続いている。昭和47年からは5俵のもち米を使った大鏡餅が奉納され、今年は同支部が担当する。
神事では、祝詞奏上などに続き抜穂の儀が執り行われ、森支部長と来賓のJAあいち豊田柴田文志組合長がもち米「十五夜糯」を鎌で3株ずつ丁寧に刈り取った。神事後、森支部長は「稲もほぼ順調に生育し、無事抜穂祭を迎えることができた。12月には大鏡餅つきと大鏡餅奉納があるので、今後とも奉献事業に協力をお願いしたい」とあいさつした。 今後は、12月26日に同JA前林カントリーで同支部講員らによる「大鏡餅つき」、同30日には同神宮へ大鏡餅を奉納する予定だ。
熱田神宮豊年講あいち豊田支部は403人で構成。大しめ縄奉納や農林畜産物品評会への出品などさまざまな活動を行っている。