ニューストピックス

「緩衝帯」でイノシシ対策/被害を受けにくい地域をつくる/豊田市農作物等鳥獣害対策連絡協議会

2014.01.15

豊田市や愛知県、JAあいち豊田などで構成する豊田市農作物等鳥獣害対策連絡協議会は1月15日、イノシシ対策として緩衝帯設置による侵入防止効果を確認するために、同市石楠町のイノシシ侵入状況調査を行った。これは農地周辺の藪を刈り払うことによってほ場と山の間に「緩衝帯」を作り、野生動物であるイノシシが開けた場所を恐れてほ場に近づかなくなるかどうかを調査するために、まずはカメラを設置して平常時のイノシシの行動を観察するもの。

この日は、愛知県豊田加茂農林水産事務所農業改良普及課や同JAの職員2人が同町のイノシシ侵入多発地帯に設置したセンサーカメラのデータを確認。動くものや発熱するものに反応して動画を撮影するカメラを使ってイノシシの平常時の侵入回数をカウントし、イノシシの行動する時間帯などを記録した。今後は藪を刈り込み緩衝帯を作り、その後のイノシシ侵入回数と比較して不可侵効果を検証する。

同市では昨年度約2,560頭のイノシシを捕獲するなどの努力が続けられる一方、水稲や果樹を中心に約5000万円の被害があった。同JAの伴野洋明営農指導員は「環境管理、侵入防止を積極的にサポートし被害を受けにくい地域にするため情報提供していきたい」と話している。