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地元の美味しい農産物を外国人に味わってもらおう/体験・交流型日本語教室「豊田の野菜を食べよう」/名古屋大学国際教育交流本部国際言語センター

2014.02.06

文化庁の委託を受けた名古屋大学国際教育交流本部国際言語センターが主催する体験・交流型日本語教室「豊田の野菜を食べよう」は2月6日、豊田市小坂本町にある豊田産業文化センターの調理実習室で豊田の農産物を使った鍋料理の作り方教室を開催した。この日は豊田市に住み日本語を学ぼうとするタイ、ブラジル、中国、フランスの4カ国から来た外国人9人を含む21人が参加し、JAあいち豊田農業振興部指導課の伊藤梨江子生活指導員ら2人が講師として「ハクサイと豚肉の味噌鍋」の作り方を外国人に教えた。

 これは、外国人に農作物を通じて日本の食文化に直接触れてもらいながら日本語を覚えてもらう体験・交流型の日本語教室の一環で今年度初めての取り組み。先月からスタートし、これまでも参加者らは豊田市の農産物の説明を受けたり、同JAの産直施設に出向いて店員との日本語によるやり取りなどを学んでいる。今回は地産地消の食材を使った料理を試食し、「鍋」「だしをとる」「みそ味」といった日本独特の食文化を体験することが目的。

この日は、豊田市日本語教室プログラム・コーディネーターの日下部玲子氏が進行を務める中、同JAの伊藤生活指導員らが地産地消の「ハクサイ」「ニンジン」「ネギ」「シイタケ」等を使った味噌鍋のレシピを実際に作りながら説明。ニンジンを花に見立てた細工切りなどを披露すると細やかな日本の食文化に外国人から感嘆の声が上がっていた。同JAでは今回の鍋料理の約10人分の食材を無償提供しており、伊藤生活指導員は「地元のおいしい農産物を外国人にもどんどん知ってもらうなど、JAとして様々な地域貢献に努めたい」と話していた。

同日本語教室は平成25年度文化庁「「生活者としての外国人」のための日本語教育事業・地域日本語教育実践プログラムA」受託事業の一環で「とよた日本語学習支援システム」プログラム・コーディネーターの小野則子氏が企画し、同JAが協力したもの。生活に密着した体験を通じて日本語を学んでもらおうと同市内の各交流館などにチラシを置いて参加を呼びかけた。ほかにも豊田市在住の外国人を対象に「図書館利用」「防災」「ゴミ出し」など生活に密着したテーマで体験型の日本語教室を開催し、外国人にも住みやすい豊田市をアピールしている。