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ミツバチによる授粉作業の省力化/開花に合わせ梨の受粉始まる/JAあいち豊田梨部会

2014.04.10

梨の開花に合わせ豊田市福受地区で梨を栽培するJAあいち豊田梨部会員らは4月10日、ミツバチを利用した人工受粉作業を始めた。

これは、主力品種である「幸水」の5分開花に合わせて作業開始時期を設定し毎年この時期に行っているもの。梨は異なった品種でないと受粉しない性質があることから、同地区の梨農家はミツバチを使った受粉作業を40年以上前から行い、作業量の軽減を図っている。今年は3月下旬から気温も上昇し穏やかな日が続いており、平年並みの作業開始となった。

同地区にある約12ヘクタールの梨畑には同9日の夜に同市の養蜂家から借り受けたミツバチの巣箱35個を設置。巣箱1箱あたり2万匹、合わせて約70万匹のミツバチが、日が昇り気温の上昇とともに動きが活発となり、約3400本ある梨の受粉作業を始めた。この作業は天候や開花状態を確認しながら10日間ほど続けられる。ミツバチによる受粉は約8割で、部会員が梵天を使った手作業による受粉も同時に行っている。

この地区では受粉作業と並行して摘蕾・摘花作業を行い、摘果・防除作業を経て7月下旬に「愛甘水」「あけみず」を皮切りに出荷が始まる。8月上旬に主力品種の「幸水」、下旬には「豊水」、さらに9月上旬には「あきづき」、11月からはジャンボ梨「愛宕」と続く。同JA梨部会は、豊田市の猿投・福受地区の57戸の農家で構成。今年度は合わせて37.6ヘクタールで梨を栽培し、昨年は合わせて約632トンを豊田市場などに出荷した。